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雇用

雇用崩壊と社会保障

「雇用崩壊」はいつ起こったのかというと、バブル崩壊のイメージが持たれるのだが、本書で取り上げられているのは、「リーマンショック」による雇用崩壊、そして「派遣切り」が横行した時代が挙げられる。その時代には、「雇用崩壊」のみならず、非正規雇用における「社会保障」が揺らいだことが挙げられる。 本書はなぜ雇用や社会保障が揺らいでいるのか、そしてこれからどうあるべきなのか、そのことについて迫っている。 第1 […]

働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実

労働問題はいつ何時も起こるのだが、現時点で起こっているものとして本書にて取り上げる「働かないオジサン」の話がある。「働かないオジサン」は主に50代前後の方々がそれなりのポストにいるにもかかわらず、会社の中で仕事をせず、高い給料を取っている状況にある。なぜ彼らがいるのかというと、今ある日本の「年功序列」によって起こった弊害にある。その弊害と「働かないオジサン」はどのような関係があるのか、そしてそれを […]

潜在ワーカーが日本を豊かにする―――シニア、主婦(夫)、外国人……多様な働き方が救世主となる

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 「人材不足」「労働力不足」が叫ばれて久しいのだが、そういった不足を補うために「外国人労働者」を増やす話が出てきており、それについて賛否両論がある。しかしその労働力を補うのは何も外国人ばかりではない。本書のサブタイトルにある「シニア」「主婦(夫)」といった人材もまた労働力不足を補う要素の一つである。そういった人々を本書では「潜在ワーカー」と呼んでいるのだが、 […]

私に萌える女たち

「私萌え」と呼ばれる人たちがいるのだという。ファッションやコスメのみならず、キャリアなどの中身や生きる道など「私らしく」生きるスタイルのことを指している。 本書はそのような女性の生き方はファッションやコスメなどのスタイルの変遷について追っている。 第1章「「何を着るか」と「どう生きるか」」 女性向けのファッション誌は10代~20代を対象にした若年層向けから30代、もしくは専業主婦やキャリアを対象に […]

大失業時代

今まさに「大失業時代」と言っても過言ではない。リーマンショック以後には内定取り消しや派遣切り、リストラなど働く人にとってはマイナスとなるような話が飛び交い、かつ日本の消費もいつも以上に冷え込んだ。ようやく回復しだした時に追い打ちとなる東日本大震災が起こった。これにより、とりわけ製造業では操業停止、もしくは計画停電による減産を余儀なくされるなど雇用状況は深刻な状況に陥ったままとなってしまっている。 […]

なぜ雇用格差はなくならないのか

非正規雇用の概念が生まれたのは高度経済成長期に入ってからである。ちょうどその頃は経済成長が著しく、正規雇用では人手がまかないきれないということで、「パートタイム」や「アルバイト」を雇い、人材を集めた。一つ前の好景気でも同様のことが起ったのだが、この頃から「非正規雇用」という言葉が多用され、「雇用格差」もあちらこちらでいわれるようになった。「非正規雇用」の言葉自体は日本でしか使われないのだが、それと […]

最新 小さな会社の総務・経理の仕事がわかる本

著者の原様より献本御礼。 会社には必ずと言ってもいいほど総務や経理といった方がいる。規模の大きい会社だと「総務部」や「経理部」といった部署によってまとめられることがある。実際にそこに携わっている人であればいいのだが、それに携わっている人ではなかった時、総務や経理はどのような仕事をしているのかと言うと、大まかなことであればわかるのだが、具体的な仕事についてはと言うと、良くわからないと答える人が多いだ […]

分裂にっぽん 中流層はどこへ

かつては「1億総中流時代」と呼ばれていた。しかしバブル崩壊以後景気が後退し、失業者が増加した。景気が戻ってきた2000年代前半では「格差」が顕著なものとなり、貧富の差が年々激しさを増していった。本書はその格差問題を広範囲にわたる取材でその格差に苦しんでいる人たちのルポも兼ねている1冊である。 格差問題というのは非常に深刻ではあるが、これに関しては両端の側面がある。一つは「自己責任論」もう一つはいく […]