TAG

音楽

なぜ日本人はモーツァルトが好きなのか

私自身クラシックを聴くことが多くあるのだが、なぜかダウンロードやCD売場のクラシックコーナーを見るとモーツァルトが非常に多くある。ほかにもモーツァルトの天才性を追ったもの、あるいはモーツァルトに嫉妬したサリエリを描いた作品など数多くの作品にてモーツァルトが音楽以外でも取り上げられるほどである。 なぜモーツァルトの曲など様々な作品が日本人に愛されているのか、その要因について取り上げている。 第一章「 […]

アメリカ最後の実験

軍事的な小説なのかと思いきや、本書の表紙にもある通り「音楽」を中心とした小説である。その音楽をアメリカを舞台にして「実験」を行うというものである。 その実験は殺人が起こる「ミステリー」であり、その事件の中で取り巻く3人の人物、その背景には「音楽」があるというものである。 「音楽」のつながりであれば良いのだが、それ以外のつながりはどうなのかと言うと、家族ではあるのだが、「荒廃」と言う言葉がよく似合う […]

中原中也――沈黙の音楽

日本を代表する歌人でもあり、詩人であった中原中也は作品自体は寡作でありながらも、一つ一つが印象が強く、今もなお読み継がれている。その詩はあたかも音楽が奏でられているような感触がある。その詩は中原中也が生きていた時代、そして逝去した後にどのようにして語り継がれたのか、そのことを取り上げている。 第一章「無限の前に腕を振る」 詩の世界は無限であるのだが、その無限はいかにして醸成されていったのか、そのこ […]

すばらしきオーケストラの世界へ

私自身オーケストラの経験があるのだが、オーケストラにはオーケストラならではの醍醐味がある。もっとも私自身もそれに魅せられた一人であるのだが、そもそもオーケストラはどのような世界なのか、そしてオーケストラならではの醍醐味とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。 第1章「オーケストラって何?―ようこそ!すばらしきオーケストラの世界へ」 オーケストラはヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバスといった […]

ロック・オブ・モーゼス

私立高校に通う女子高生がロックの道に目覚め、天才ギタリストとして活躍を遂げる物語である。そのギタリストはある目立たない女子高生を見つけ、ギターを勧めた。その女子高生は瞬く間にうまくなり、やがてはプロのバンド活動をするようになっていった。 そこからプロのミュージシャンとして辛酸を舐め、成長を続ける日々が始まるという作品である。バンド活動をする女子高生を描く作品はいくつもあるのだが、ある意味ハチャメチ […]

「音大卒」は武器になる

私は中学・高校と吹奏楽部として活動してきた。吹奏楽部の同輩はもちろん、先輩・後輩の中には高校から音大に進学し、プロとして活躍している方も少なくない。しかし音大生の中には音楽教室を経営、あるいは従業員となって働くという人も少なくない。そのことを考えると音大生は武器にならないかと思いきや、それを逆手に就活の武器にできるのだと著者は言う。その理由と武器の作り方・使い方を本書にて示している。 第1部「音大 […]

ハーバード大学は「音楽」で人を育てる──21世紀の教養を創るアメリカのリベラル・アーツ教育

ハーバード大学というと世界の大学でも最高峰の大学の一つであり、教養にしてもビジネスにしても最高峰のことを学ぶことができる場として知られているのだが、そこでは以外にも音楽教育が行われているのだという。音楽を通じて教養を身につけることをハーバード大学は狙いとしているのだが、なぜ音楽を学ぶことになったのか、そしてその教育はこれからの教養、及び教育にどのような影響をもたらすのか、本書はそのことについて取り […]

ロック・フェスティバル

今となっては富士やひたちなか、さらには石狩など全国ありとあらゆるところで行われているロック・フェスティバルなのだが、それがどのようにして日本で行われるようになり、広がりを見せていったのか、本書はフジ・ロック・フェスティバルを皮切りに、様々なロック・フェスが行われるようになった要因について、ステージやバックステージ、さらにはミュージシャンや関係者の証言をもとに取り上げている。 第1章「奈良の大仏とボ […]

音楽を仕事にして -日本の聴衆に、この感動を伝えたい-

音楽を仕事にしている方は私の周りにも少なからずいる。そういった方々は音楽に情熱を燃やし、人々に感動をもたらしめている。「音楽」を仕事にしている人と言うと、プロの演奏者であったり、指揮者であったりというイメージを持たれるのだが、本書はそうではなく「音楽マネジメント」と呼ばれる仕事に従事している方の自伝である。 第一章「音楽マネジメントの世界へ―手探りの出発」 著者が音楽マネジメント業の世界に入ったの […]

瞽女うた

瞽女(ごぜ)とは、 「盲目の門付(かどづけ)女芸人。鼓・琵琶などを用いて語り物を語ったが,江戸時代以降,三味線の弾き語りをするようになった」(「大辞林 第三版」より) とある。最近では全くと言ってもいいほど存在しなくなったのだが、かつては新潟県をはじめとした越後地方を中心に全国的に存在したという。そもそも瞽女はいつごろから誕生し、生活の中で浸透していき、衰退していったのか。また瞽女の存在は文化に対 […]