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食文化

砂糖の事典

砂糖は調味料から、スイーツの材料など様々な場所で使われている。砂糖の起源は今から約4000年前に遡る。「中国4000年の歴史」を肖り、「砂糖4000年の歴史」と言うと信憑性はある(人にもよるが)。 本書はこの4000年の歴史を持つ砂糖がどのように広まり使われるようになったのか、人的、歴史的、さらには健康論に至るまで「砂糖づくし」といえる一冊である。 第1章「人と砂糖」 砂糖という言葉が文献にあらわ […]

日本人とクジラ

昨今では「グリーンピース」や「シー・シェパード」による過激派反捕鯨団体による暴力行為が目立つ。反捕鯨のエゴのあまりそう言うことを行っているが、ではなぜ反捕鯨国は鯨をとってはいけないのか。逆に捕鯨国は鯨を取ることによるメリットはあるのか。日本ではクジラ肉を使った料理があるがそもそもいつごろからクジラ肉は食べられ始めたのか。本書は反捕鯨への批判ばかりではなく、クジラがいかにして食べられているのか、そし […]

カウンターから日本が見える

本書で言うには料理屋(レストランや料亭など)でカウンター席を設けているのは日本くらいであるという。確かにそうかもしれない。私は外国とは言ってもカナダくらいしかいったことはないのだが、カウンター席になっている料理屋は1つもなかったように思える。 家庭でもキッチンとダイニングは離れており、日本のように「ダイニングキッチン」と言うのはない(そもそも「ダイニングキッチン」自体和製英語である)。カウンターは […]

世界が認めた和食の知恵

日本の食文化には古来玄米を主食にし、野菜やその漬物などを副食に添えていた時期があった。とりわけ米を主食にした日本の食文化では、現在でいうメタボリックシンドロームである人が非常に少なかったという。 こうした日本古来における雑穀や玄米を中心にした食文化を「マクロビオティック」と呼ばれており健康ブームでの中心に立っている。海外でも人気を博しており、トム・クルーズやマドンナがやっていることでも有名である。 […]

「粉もん」庶民の食文化

粉ものの料理といえば、私の思いつくままに言うと、たこ焼き、お好み焼き、うどん、そば、パスタなどなど思いつく。粉ものという料理は非常に奥深い。本書はこの「粉もの」にまつわる日本のルーツを探るというもの。 タイトルだけ見ても非常に斬新感があった。しかも著者の卒業論文もその粉ものに関しての論文であったとのこと。読んでいくうちにいかに日本の食文化に粉ものが重要なものであったのかがよくわかると同時に、個人的 […]