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風流 江戸の蕎麦―食う、描く、詠む

本日はクリスマスイブでだが、それを過ぎるとすぐに「年越し」が始まる。その「年越し」になると「おせち」とともにいわれるのが「年越しそば」である。「年越しそば」とはいったいどこからきたのかというと、諸説はあるもの少なくとも1814年頃に刊行された「大坂繁花風土記」により定着されたとあるらしい。 「年越し」と呼ばれる年末に限らず、納涼として「そば」があり、即席麺としてのそばであれば一年中食べられている。 […]

サツマイモと日本人

「秋深し馬肥ゆる秋」 食欲の秋と言われており、街路樹は紅葉に彩られ、そして落ち葉となって落ちてゆく。その落ち葉を使ってたき火して、そのたき火でサツマイモを焼いて「焼き芋」にして食す、という季節である。 しかしその光景もほとんどみられなくなった。むしろ神奈川に住み始めた今では「全く」とも言える。最近の「焼き芋」というとあらかじめスーパーやコンビニで焼かれたものを買うということもよく見かけるようになっ […]

ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ

一昨年は「食べるラー油」と「ハイボール」が人気を集め、店頭で売り切れが続出するなど社会現象にもなった。食は時代とともに進化を遂げるのだが、その進化の速さも著しく上がっているような気がする。 食とともにブームがやってくるような時代、だからでこそ、ビジネスや時代がどのように動くのか、つかむ必要がある。本書では「ラー油」や「ハイボール」から読みとくビジネスアイデアの仕組みとは何なのかを分析するとともに、 […]

砂糖の事典

砂糖は調味料から、スイーツの材料など様々な場所で使われている。砂糖の起源は今から約4000年前に遡る。「中国4000年の歴史」を肖り、「砂糖4000年の歴史」と言うと信憑性はある(人にもよるが)。 本書はこの4000年の歴史を持つ砂糖がどのように広まり使われるようになったのか、人的、歴史的、さらには健康論に至るまで「砂糖づくし」といえる一冊である。 第1章「人と砂糖」 砂糖という言葉が文献にあらわ […]