TAG

ダンス

タンゴと日本人

「タンゴ」はポルトガルやスペインなどの「イベリア半島」にて発祥した舞曲のリズムであるのだが、日本では主に「社交ダンス」にて取り上げられることが多い。演奏形態も異なるとは言え、多岐にわたる進化を遂げて、日本にやってきて、定着していったのだが、そもそもタンゴの起源から、日本へ伝来した経緯、さらには日本においてタンゴを発展させた人物について取り上げているのが本書である。 第1章「タンゴの起源と日本への到 […]

宝塚幻のラインダンス―戦争で夢が消えた乙女たち

宝塚音楽学校は2年間のカリキュラムが組まれており、その2年間で卒業し、晴れて宝塚歌劇団の一員になる際、初舞台の催しものとして「ラインダンス」が行われる。 ラインダンスは毎年行われている初舞台の恒例行事の一つであるのだが、そのラインダンスが「幻」となったことがあったという。本書はその「幻」となったラインダンスを迎えた世代を中心にその時代に生きたタカラジェンヌたちを追っている。 第一章「一枚の写真」 […]

踊り子と将棋指し

本書のタイトルを見たとき、てっきり浅草六区(ロック)での物語なのかなとイメージだったのだが、本書の舞台は神奈川県横須賀市である。本書の冒頭には「ペリー公園」がある。もっと言うと本書で取り上げられている時代は戦後間もないあたりと推測できる。そもそも賭けマージャンや賭け将棋、賭け囲碁などの賭博行為が禁止される前、「真剣師」と呼ばれる賭けを基調と知った将棋・囲碁・麻雀などを生業としていた人々がいた。 本 […]

踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽

今となってはJ-POP言われている日本の音楽であるが、かつては「歌謡曲」と呼ばれていた時期があった。その歌謡曲もただ歌うだけではなく、ダンスとともに歌われた(もちろんジャンルにもよるが)。 ダンスというと、色々な「リズム」が存在するのだが、本書はその「リズム」の視点から昭和歌謡の歴史について紐解いた一冊である。 第一章「ダンスホールとジャズの戦前戦後―占領期1952年まで」 大東亜戦争、もとい日中 […]

マイケル・ジャクソンに捧ぐ テレサ・イン・ネバーランド

(株)オトバンク 上田様より献本御礼。 「キング・オブ・ポップ」の名を欲しいままにしたマイケル・ジャクソン。数多くの曲やムーンウォークなど、印象の強いものを挙げると枚挙にいとまがないほどである。 マイケルは2009年5月、この世を去った。 あまりにも突然の死。マイケルのファンのみならず、これまでスキャンダルを追ってきたパパラッチまでも彼の冥福を祈った。 本書は彼ともっともつきあいのあった女性が、マ […]