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ホテル

ヴィクトリアン・ホテル

私事だがあまりホテルに行ったことが無い。もっとも旅行もここ最近行っていないことも理由であるが。 私事はさておき、本書の舞台は誰もがうらやむ超高級ホテルである。しかしそこに訪れた宿泊客は一癖はあれ、普通の宿泊客であり、繋がりはないように見えた。しかしある事件を契機に、知られざる「関係」がだんだんと浮かび上がってくる。 ミステリー作品となるとホテルが舞台になることはけっこうある。ホテルの殺人事件、しか […]

大人を磨くホテル術

本書のタイトルを見てふと思うのだが、ホテルでどのように「人を磨く」のかと思ってしまう。ホテルで勉強をするのか、もしくはホテルで習慣を変えるのか、とも邪推してしまう。しかしながらホテルはよくある日常とかけ離れた、「非日常」の空間の中で人間力を磨くのだという。ホテルのサービスを受ける、あるいはホテルの施設を活用していくことによって、自らのビジネスはもちろんのこと、大人としての処世を磨く場であるのだとい […]

総選挙ホテル

「総選挙」と言うと、昔からあるのが「衆議院総選挙」、現在となってはAKBをはじめ、様々なサブカルチャーの分野でも総選挙が行われ、話題となることがある。 では本書であるのだが、「ホテル」と「総選挙」との関わりあいは内容に見えるのだが、その従業員を解雇したり、あるいは続けたりするために「総選挙」があるという。その「総選挙」をきっかけに、生き残るために戦々恐々とするようになる。 もっとも緊迫感があると言 […]

加賀屋 笑顔で気働き ―女将が育んだ「おもてなし」の真髄

石川県七尾市に知る人ぞ知る有名な旅館がある。その旅館の名は「加賀屋」である。高級旅館と言うよりも石川県を代表する旅館として有名である。長い伝統の中でどのような加賀屋のサービスを醸成していったのか、その醸成していった経緯とポイントを追っている。 第1章「「いいえ」は言わない~加賀屋流サービスの原点」 加賀屋の接客の特徴の一つとして「いいえ」を言わないことにある。もっともお客さんの要望には一見無理難題 […]

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

私自身コーヒーは好きなのだが、コンビニコーヒーはあまり飲んだことがない。もっとも100円で安価なのだが、コーヒーを持ち運ぶのが不便だったというのが大きな要因として挙げられる。数えるほどしかないのだが飲んだことはあるのだが、インスタントコーヒーなどとは違い豆にこだわっているような感じがしてならなかったことは覚えている。本書の話に移る。本書はそのコンビニコーヒーがなぜ美味いのか、そのことを取り上げてい […]

スターバックスのライバルは、リッツ・カールトンである。~本当のホスピタリティの話をしよう

方や世界中に展開するコーヒーショップ、方やこちらも世界中に展開している高級ホテルと、活躍している舞台・業界は全くと言っても良いほど異なっている。しかし共通しているのは、「ホスピタリティ」と呼ばれるものである。「ホスピタリティ」については以前の書評で詳しく取り上げられているので割愛するのだが、「ホスピタリティ」の観点から、本書のタイトルにあるような関係になっているのだという。本書はスターバックスの元 […]

春待ち海岸カルナヴァル

恋愛には年齢の関係が無い。そのことを証明づけられている一冊と言える。だからといって本書の主人公は50代や60代ではなく、39歳の「熟女」と呼べる様な女性である。その女性は未婚であり、今の時代でも「行き遅れ」や「負け犬」と言うような言葉で結婚できない女性が罵倒されるような言葉を受けてしまう年頃である。晩婚化と呼ばれる時代でも、である。 その女性は海沿いのホテル「カルナヴァル」を経営に携わっている。本 […]

リッツ・カールトンと日本人の流儀

ポプラ社様より献本御礼。 1990年にリッツ・カールトンに入社し、大阪・東京など日本進出に尽力した高野氏、ホテルマンとして、リッツ・カールトンの一員として、そして日本人として大切な要素の一つである「ホスピタリティ」。その「ホスピタリティ」を仕事で、リーダーとして、地域の中で、日本人としての役割は変わってくる。本書はその「ホスピタリティ」を原理そのもの、リッツ・カールトンの経験、そして日本人そのもの […]

人生を変える!夢の設計図の描き方~1年後に「自分らしい生き方」ができる方

昨月のセミナーで講演された鶴岡秀子氏の一冊であるが、この方は2010年末に「止まることで世界に貢献できるというコンセプトのホテル」をオープンさせるべく奔走中の方である方であるが、そもそもホテルマンとしての経験もなく、ホテルに関する知識なしでホテルを創るという周りから「無謀」ともいわれる夢を実現させるべく動き、ついに実現するところまできたという方である。 本書はそれを実現する「夢」の描き方と言うこと […]