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交通新聞社新書

競馬と鉄道 – あの“競馬場駅”は、こうしてできた

明けましておめでとうございます。本年も「蔵前トラックⅢ」をどうぞよろしくお願いいたします。新年最初の書評はこちらです。 年末になると競馬のG1をはじめとした重賞のレースが開催されることが度々ある。そもそも「競馬」とひとえにいっても、地方競馬を含めると、至る所でレースが行われる。その中でも賭事として予想を当てるといったことを行う方々も多くあり、予想を当てるのを確認する、あるいはレースを楽しむために競 […]

進む航空と鉄道のコラボ―空港アクセスが拓く交通新時代

航空と鉄道は長年ライバル関係にあり、今もなおそのような状態が続いているイメージがある。もっとも新幹線のような長距離鉄道のルートに航空ルートが重複するようなこともあるため、コラボすることそのものがあり得ないと思ったのだが、実は航空と鉄道とのコラボはアクセスの整備が進んだこともあり、共に追い風のような状況になったことから積極的に行われているのだという。特に2020年に開催される東京オリンピックを見据え […]

幻の北海道殖民軌道を訪ねる―還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ

「殖民軌道」という言葉はご存じだろうか。 北海道は江戸時代の後期、当時「蝦夷」と呼ばれていたとき、開拓のために敷設された特殊な交通機関、「鉄道もどき」とも呼ばれたものである。その「殖民軌道」は昭和47年に姿を消し、今やそれを知るものはごくわずかになってしまった。本書は還暦を迎えたサラリーマンが自転車のペダルを漕ぎながらかつて存在した「殖民軌道」を観て回るというものである。本書を観る限りでは釧路や根 […]