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人口

人口減少と鉄道

日本の人口は2008年をピークに減少傾向にある。推計によると今から30年後の2048年には1億人を切り、2060年には8674万人にまで減少するとみられている(「国土交通白書 2013」より)。右肩下がりとなっている現在の日本の人口であるのだが、地域によっては過密化、逆に過疎化しているなど格差が生じているのも事実としてある。 そのような中でインフラの一つである「鉄道」はどのようなポジションにいるの […]

ニュータウンの社会史

ニュータウンは文字通り「新しい街」を意味している。しかし日本で言う所のニュータウンはオフィスのある都心から電車にて数分~数十分言った所につくられ、住宅地などを中心につくられるようになった。その周囲には鉄道や道路ができ、一つの街がつくられ、栄えてきたのだが、その歴史を経て「老朽化」の波があるという。ニュータウンの現状と歴史、そしてこれからについてあぶり出したのが本書である。 第1章「病理と郊外―社会 […]

8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ

人口の右肩下がりが止まらない。下手すると1億人割れを起こしてしまい、8000万人台にまで陥ってしまうという。その8000万人になった時の日本はどのような変化が起こるのか、そして著者は「日本消滅」になるのではないかと指摘しているのだが、その要因と対策を提言している。 第1章「8000万人社会の到来」 日本は1億2000万人強の人口をピークに少子高齢化に伴い右肩下がりの一途をたどっている。その右肩下が […]

ヒトはこうして増えてきた―20万年の人口変遷史

現在地球では72億人ものヒトがいるのだが、急速に人口が増えてきたのは20世紀に入ってからのことである。急速に増えていったのはわかるが、それまではどのような人口の増え方をしていったのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第一章「賢いヒト―20万年前=5000人?」 ヒトが初めて生まれたのは約400万年前、アウストラロピテクスが始まりだった。そこから緩やかに人口を増え始め、20万年前には […]

農山村は消滅しない

「市町村消滅論」という議論がまことしやかに流れてきており、本書でもそのことに対する批判を行っている。もっとも首都が東京に移った後から、東京の人口が増え、大東亜戦争後には東京一極集中が発生し、年々拍車をかけている状況にある。拍車がかかっている状態になった時に出てきたのが「市町村消滅論」である。 きっかけは2013年の9月に「東京オリンピック」が2020年に開催されることが決定したのを機に、一極集中が […]

日本人はどこまで減るか―人口減少社会のパラダイム・シフト

日本の人口は減少の一途を辿っている。その人口減少になっている理由として「少子高齢化」が大きく起因しているのだが、このままだと2040年代には人口が1億人を割り、やがて3分の1以下になる試算も出ている。実際に政府も「少子化対策担当大臣」の閣僚ポストを置くなど少子化対策に向けて本腰を挙げて尽力をしているのだが、なかなか歯止めがかからないと言える。 この少子化に伴い、消費市場が減少する、年金制度が破たん […]

人口負荷社会

2008年を境に日本の人口は減少の一途を辿っている。少子高齢化が大きな要因であるが、人口減少と同時に人口にまつわる大きな問題が隠されている。 それは労働人口の減少と、労働者と高齢者との相関関係にある「人工負荷」の急速な増大がある。 人工負荷(本書では「人口オーナス」と言う。オーナスは「重荷・負担」という意味を持つ)は労働者1人あたりにまかなわれる非労働者、つまり「高齢者」や「学生」「未就 学児」な […]

人はなぜ<上京>するのか

私が仕事の為に上京してきたのが2008年、専ら北海道にすんでいたため、仕事以外で仲間や友達と呼ばれる人は全くといってもいなかった。 私事はさておき、今でもそうであるが、昔から地方から職を求めて状況をする人は後を絶たない。それが「首都圏一曲集中化」を助長させてしまう。本書はその要因を明治維新から現代までの歴史とともに迫っている。 第1章「上京、青雲編。」 今となっては、様々な理由で上京するのだが、明 […]