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修身

「道徳教育」のベクトルを変える

戦前は「修身」という授業があったのだが、それ大東亜戦争後は「道徳」に取って代わった。しかしながら、道徳はどのようにして設置されたのか、そして評価はどのようにして行われるのか、その背景と問題点などについて取り上げているのが本書である。 第一章「道徳科設置の背景」 「道徳」の授業ができたのは1950年代、いわゆる「逆コース」と呼ばれる時代であった。その背景にはどのようなことがあり、なおかつ教科書ができ […]

思想としての道徳・修養

今、日本では「人間として生きる道」「モラリズム」を学ぶ機会として小中学校で「道徳教育」がある。その道徳教育が今の社会に生きているかというと、生きていない部分の方が多いように思えてならない。その大きな理由として「エゴイズム」の強大化が挙げられている。事例としては「モンスターペアレント」や「殺傷事件」、最近では「Twitterでの非常識写真投稿」などが挙げられる。子どもたちが悪い部分もあるのだが、その […]

「日本のこころ」の底ぢから

日本人としての心というと皆さんは何を思い浮かべるだろうか。 「礼儀正しさ」「武士道」「大和魂」、女性であれば「大和撫子」を連想するだろう。 かつては礼儀作法や日本人としての在り方を学ぶ「修身」という授業があり国語や数学と同じように必須科目であり、重要科目であった。しかし、それが軍国教育の一環とGHQに見なされ、終戦と同時に廃止となってしまった。今では「道徳」がそれに代わるものとなっているが、もはや […]

江戸の教育力

江戸時代の教育として非常に有名なものといえば「寺子屋」である。その中では読み書きが中心に行われていたが、その中身は現在の教育問題に大きなカンフル剤となろうことがたくさん詰まっていた。 まずは儒教の教えである、これは学校教育では、国語・古典としてそれに関する読解や意味くらいを教えておけばいいという感覚になっているが、寺子屋では四書五経の教育もさることながら、それについての解釈について寺子屋外でも議論 […]