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危機

科学の困ったウラ事情

科学に関する研究は進んでいるものの、不正や捏造といったことがあり、危機に瀕しているという。有名なものとして今から2年前に起こったSTAP細胞のデータ改ざんによる事件があった。ほかにも科学にまつわる事件や危機について取り上げているのが本書である。 Ⅰ.「危機に瀕する科学」 冒頭にも書いたように今、科学研究の現場は危機に瀕しているという。その理由として研究不正もあるのだが、もっと肝心なものとして「実用 […]

連邦国家 ベルギー――繰り返される分裂危機

ベルギーはヨーロッパの国々の中にある国だが、フランス、イギリス、オランダに挟まれていることから「ヨーロッパの十字路」という名がついている。そのこともあって、フランスやドイツの関係によってベルギーが独立する前後で交易の拠点になったり、戦争に巻き込まれたりすることがあった。 独立後はヨーロッパの一国としての役割を担ってきたのだが、歴史的な背景から分裂の危機にあったことが2度もあったのだが、日本のメディ […]

地下水は語る――見えない資源の危機

日本人の生活のなかで「地下水」は欠かせないものだった。しかし爆発的に人口が増え、利用も人口増加につれ増えていき、それが「地盤沈下」や「湧水枯渇」といった現象になってかえってきてしまった。 さらには「水の戦争」と呼ばれるほど世界各国で名水争奪戦が行われている。 本書は「地下水」という日本人の中で欠かせない資源が失われることへの影響と、これからの「地下水」との付き合い方を見出している。 第一章「沈む大 […]

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機

水道や道路、橋や水道管など、私たちの生活の中で書かせない「インフラ」が老朽化により崩壊の危機にさらされており、現実でも水道管が破裂したり橋が崩壊したりすることが毎年のように起こっている。 本書はそのインフラが崩壊始めている現状に警鐘を鳴らすとともに、それを未然に防ぐための対策を提言している。 第1章「崩壊寸前の社会資本」 日本は現在、80年代のアメリカと同じような状況に陥っているという。では80年 […]

ニュースではわからない欧州危機のゆくえ

洋泉社 様より献本御礼。 欧州危機に関するニュースは新聞やTV、ネットなどでも叫ばれている。しかし日本での関心事かというと、そうではあるが、最優先事項とは言えない。しかしギリシャを発端とした経済危機はEU内全体に発展するどころか全世界、とりわけ先進国において影響を与えているのは間違いない。これ以上悪化すると日本人の生活にも悪影響を及ぼしかねない。 本書ではそういった金融危機についてのカラクリを解き […]

松下幸之助 危機の決断 伝説の熱海会談

日本から世界にとどろかせる電機メーカーとして代表的な企業である松下電器産業(現:パナソニック)、そのそう業者は「経営の神様」と言われる松下幸之助であることは周知の事実である。松下幸之助の功績の一つとしてあるのが「熱海会談」である。本書はその熱海会談の顛末と、そこからそして2度目の世界恐慌をいかにして乗り越えるか、松下の歴史について熱海会談をベースにして書かれた一冊である。 第一章「伝説の熱海会談」 […]

世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵

幕末はまさに「激動」とも呼ばれていた時代とも言え、既存の概念、幕府などが崩壊されていく中で志士たちの活躍が目立った。欧米列強がアジア大陸へと侵攻していく中で日本はどうあるべきかを常に問われ続けた時代と言える。 一昨年に起こった「リーマン・ショック」を発端に元来あった資本主義の概念が崩壊され、「Free」などの新たな概念が想像していくのにもにている。その中で日本でも、昨年の8月に行われた衆議院総選挙 […]

メディア危機

突然だが、皆さんは新聞やTVやインターネットなどのメディアに対してどのように向き合っているのだろうか。私はTVはほとんど見ず、新聞も定期購読はしていない(時々日経を買って読んでいるという位である)。ニュースなどの情報ソースはほとんどインターネットで済ませるということが多い。深く知るために新聞やTVというのも大事であるが、そこから「なぜ」など多角的に考えることが不可欠であるが、メディアはそういったこ […]

出版業界の危機と社会構造

今日「出版不況」と言われて久しい。毎日約200冊もの新刊が出ているのにもかかわらず、売上冊数、金額ともに右肩下がりであり、危機にひんしていると言ってもいいかもしれない。その原因として挙げられるのが、 ・インターネットの普及により本を読むのが必要なくなった。 ・活字自体読みたくなくなった。 ・ブックオフなどの古本販売チェーンが急激な成長。 などだと思う。 本書はここ最近起こっている「出版危機」をイン […]

最前線のリーダーシップ

最前線に立つリーダーというのは非常にかっこいい存在であり目標である。社会人たるもの目指すべきところがそこにある。しかしリーダーという存在は危険やピンチと隣り合わせであることを忘れてはいけない。本書ではそういった危険のケースからその予防策、そしてリーダーの原点について3部構成で書かれている。 第1部はリーダーシップになる危険とリスクについてである。危険についてはいくつ書かれていたがその最たるものが「 […]