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原爆

「黒い雨」訴訟

1945年8月6日午前8時15分 アメリカが原子爆弾「リトルボーイ」を投下し核爆発を引き起こした。それにより広島市内のほとんどは焦土と化した。その後も「黒い雨」をはじめとした二次被害が相次ぎ、今もなお「被ばく」は現在進行形で被害を受け続けている現状がある。 本書はその中でも「黒い雨」にまつわる「訴訟」が起こっており、本書はその訴訟の顛末を取り上げている。 1章「“降らなかった” 黒い雨」 「黒い雨 […]

原爆と検閲

8月6日には広島に、8月9日には長崎に原爆が投下され甚大な被害に遭い、数十万人もの命を奪ってからちょうど70年の時を迎えた。終戦後原爆についてアメリカでは報道をする、あるいは結果を検証するために報道関係者や軍が広島・長崎に渡ったのだが、日本における惨状を伝えることなく、むしろ原爆の効果を大々的に報道したという。その原因として日本でも行われたGHQの検閲と同じように、アメリカでも言論に関する検閲が行 […]

八月の青い蝶

もう8月が終わって1月あまり経つ。そう書いてしまうと、夏の暑さが恋しいように見えてしまうのだが、元々自分自身夏の暑さは苦手なので、今のように涼しい方が良いと思う。 私事はさておき、8月というと暑さだけではなく、日本にとっても大東亜戦争、及び第二次世界大戦が終わった時期でもある。その時期に戦争末期の頃、少年だった主人公が65年の月日を経た時にどのような事を回想したのか、もちろん戦争という惨禍もあった […]

電話交換手たちの太平洋戦争

「電話交換手(でんわこうかんしゅ)」という方々がかつていたが、今となっては全く言ってもいいほどピンとこない。そんな方が多いので、ここで詳しく説明する。 今となっては携帯電話にて遠距離で電話を行うと「ププッ」と言う音が何度か聞こえるが、これは自動交換機によって、リレー方式に回線の自動交換を行っている。これができたのは日本では1965年の事で、それから自動交換が広がり、全国津々浦々まで伸びたのは1 […]

独裁者に原爆を売る男たち 核の世界地図

「原爆」というと8月6日に広島に落とされ、8月9日に長崎に落とされた惨劇の記憶がある。それだけではなく、戦後は1954年にビキニ環礁で水爆実験が行われ付近で漁を行っていた「第五福竜丸」の乗組員が死の灰に触れて死亡した事件が存在する。 そう考えると非核化運動の先陣を日本が切っているはずだが、今となっては非核化どころか、北朝鮮やイランなどで核開発が進んでいる状況にある。しかもその背景には「闇市場」の存 […]

ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」

1945年8月9日 午前11時2分 3日前の広島に続いて、アメリカの戦闘機「ボックスカー」が長崎に原爆「ファットマン」が投下された。約15万人もの人々が原爆により命を落とし、長崎の街は壊滅的なダメージを受けた。 本書はその中から「(浦上)天主堂」とあらましについて日米の歴史・戦後の関係とともに考察を行っている。 第一章「昔、そこに天主堂の廃墟があった」 長崎にも原爆は投下され、甚大な被害を受けたが […]