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大統領

ミャンマー権力闘争 アウンサンスーチー、新政権の攻防

今でこそ国家顧問・外相として政権を担っているのだが(※ミャンマーの憲法上大統領に就任することができないため)、そもそもアウンサンスーチーはどのようにして政権を担うようになったのか、その攻防を追ったのが本書である。 第一章「闘争の幕開け」 元々ミャンマーは軍事政権であり、アウンサンスーチーは度々自宅軟禁を受けることとなった。最初のきっかけとなったのが、1988年に起こった「8888民主化運動」であっ […]

総力取材! トランプ政権と日本

ドナルド・トランプが大統領に就任したのは2017年1月20日のことである。最大で8年の人気があるため、長くても2025年1月までの人気であるため、4年、ないし8年の間に、どのようなアメリカになっていくのかは未知数である(そもそも政治経験がないため)のだが、就任して1年4ヶ月の間様々な発言・政策で国際情勢が変わるような出来事が次々と起こった。 本書の話に戻る。本書はNHK取材班が大統領選挙にてトラン […]

共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 本書を見て少し衝撃を受けた。元々アメリカとロシアとで対立しており、ことあるごとに対立の火種になるようなこともあるのだが、本書はむしろ「共謀しているのではないか」と言うことを暴露した一冊である。もっともオバマ政権の時は民主党政権でトランプ政権の時は共和党政権のため変化はあるとは察しがつくのだが、それにしても大きな変化とも言える。本書は日本とロシア、その関係の […]

大統領を殺す国 韓国

物々しいタイトルであるが強ち嘘ではない。その嘘ではない理由として前の大統領である李明博以前からずっと自殺をしたり、あるいは様々な嫌疑をかけられ逮捕されたりするなど、悲惨な人生を歩んでいる。「殺す」という言葉には物理的な意味もあるのだが、バッシングにより自殺に追い込まれる、名誉が傷つくというような意味合いも含まれている。 第1章「国民からソッポを向かれた「建国の父」李承晩」 韓国(正式には「大韓民国 […]

ネルソン・マンデラ 私自身との対話

昨年の12月、南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラ氏が亡くなった。マンデラが大統領になったのは1994年。大統領就任に伴い、南アフリカをはじめとしたアフリカ大陸であった「アパルトヘイト」が廃止されてから3年後のことである。 自身の生涯を「反アパルトヘイト」を掲げ、激動の時代をくぐり抜けていき、「南アフリカの父」「人種差別撤廃の象徴」と歌われたマンデラの生涯を自らの対話でもって綴っている。 Ⅰ.「 […]

あの演説はなぜ人を動かしたのか

今年の1月にバラク・オバマがアメリカ大統領に就任した。その時の就任演説は数多くの出版社で書籍やCDとして発売されるほど熱狂的なものであった。この演説のみならずオバマには印象に残る演説はいくつかあるが、これについて後々語ることにするとして、本書は演説術、とりわけ印象に残った人物の演説を徹底的に分析し、人の心を動かす演説を解剖した一冊である。 第1章「小泉純一郎 郵政解散演説――その後四年間の日本を変 […]

悩めるアメリカ

バラク・オバマ大統領が核廃絶発言によりノーベル平和賞を受賞しても、支持率は一向に上がらず、核廃絶以外にも経済政策やイラク戦争処理などで課題山積となっている現在のアメリカ。「超大国」と言われているアメリカが岐路に立たされている今、どういった状況なのか。本書はニューヨーク駐在経験のある日本経済新聞編集委員が現地へ赴きありのままのアメリカを見てきた記録である。 第一章「不安・分裂の真相」 過去に起こった […]

<代表>と<統治>のアメリカ政治

今年の1月20日にオバマ大統領が誕生し、8年ぶりに政権交代を果たした。現在オバマ政権に対する支持率はハネムーン期間が終わったせいか急落の一途をたどり、対中性策、対日政策、経済政策といった様々な政策を打っている。 本書は前々のクリントン政権から、ブッシュ政権を元にアメリカ政治の歴史とその役割について論じた一冊である。 第一章「アメリカ政治にとって政党とは何か」 現在、アメリカでは「共和党」「民主党」 […]

合衆国再生―大いなる希望を抱いて

今年11月に行われるアメリカ大統領選で初の黒人大統領を狙うバラク・オバマの自伝である。 本書の表題からしてオバマ自身の政策及び思想が盛りだくさんであった。しかしちょっと気にかかるのが本書の総扉を1枚開いた所には祖母と母への愛情が書かれていた。本書の中身もさることながらオバマの製作の構想の根幹がこの2人の女性によって支えられたものかも知れない。 印象に残ったところをピックアップしてみる。第1章では二 […]

李明博革命

2008年2月、李明博政権が誕生した。約15年にもわたって続いてきたウリ党の左派政権が交代し、本当に久しぶりの韓国の保守政権(ハンナラ党中心の)が誕生した。特に北朝鮮の外交政策がきわめて明確で強硬姿勢を貫くというものである。 さらに日本に対してはこれまで幾度も従軍慰安婦や竹島などの歴史認識や領土問題での嫌悪な駆け引きがあったがそれについては大統領自身一切発言を行わないという宣言までした。予断ではあ […]