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姦通

『源氏物語』と騎士道物語―王妃との愛

「源氏物語」は平安時代、紫式部が描いた恋愛文学であると同時に「姦通文学」と呼ばれる、いわゆる官能小説のような作品と言える。しかし「源氏物語」は代表的な日本文学作品として、日本はもちろんのこと、海外でも取り扱われることが多い。著者もアーサー・ウェイリーが英訳した「源氏物語」を読み、感銘を受けた一人である。 海外から見た「源氏物語」の魅力と、欧米に存在する「騎士道」と絡めて考察を行ったのが本書である。 […]