TAG

存在

人間の偏見 動物の言い分 動物の「イメージ」を科学する

動物に対するイメージは人それぞれにあるのだが、時にはその「イメージ」が「偏見」としてもたれることも少なからずある。「偏見」自体も個人にあるものもあれば、世間一般において存在するものも少なくない。 その偏見に対して動物たちはどのようなメッセージを送り、人間と動物たちのイメージはどう形作られているのかを科学的な見地で論証しているのが本書である。 第1章「たくさんある動物にまつわる言葉」 諺・四字熟語な […]

ファミリー・レス

「○○レス」という言葉をよく聞くのだが、家族の存在が無くなると言った「ファミリー・レス」を取り上げている。家族との憩いの時間が無くなる、あるいは家族の団らんや会話のないようないわゆる「仮面家族」のような印象を持ってしまった。 しかし本書は家族と言うよりは「偽りの家族」と言った方が正しいのかも知れない。というのは夫婦や血縁関係の親子ではなく、単純に親子くらいの年の離れた他人、あるいはよくいる夫婦と同 […]

あなたの若さを殺す敵

「若さ」には限りあるものの、年老いたとしてもどこかに「若さ」は眠っている。その眠っている若さでもって人生を謳歌できるとするならばこれ以上のことはない。もちろん青年から成年になりたての世代であればまだ「若さ」が有り余っているので、それを使わない手はない。 しかしその「若さ」を狙って殺すような「敵」が存在するという。その「敵」は、はっきり「敵だ」と認識できるようなものではなく、あなたのごく身近な存在に […]

私とは何か――「個人」から「分人」へ

戦後から「個人」が尊重されて久しい。しかし個人主義は時として利己的になり、他人のことを敬うことがなくなってしまい、身勝手な事件や事柄が往々にして起こっている。 他にも「個人」と言うことが問われるようになった時、「私の存在」といった自分自身を問答するようなものも多くなってきている。著者はその時代はだんだん変化し、やがて「分人」というものが出てくるのだという。本書は「個人」から「分人」にシフトしていく […]

「あなた」の哲学

「わたし」や「他人(他者)」について考察をおこなった哲学は数多く存在する。しかし「あなた」について考察を行った哲学は日本で本書が初めてであると著者は語る。 そもそも「哲学」は何を考察するのか、というと「私」や「彼」などの人間の内面について様々な理論を通じて考えることがメインであり、「あなた」について考察を行っているわけではない。 そもそも「あなた」は「他人」の範疇に入るためなかなか考察されなかった […]

世界における人間

「人間とは何か?」 この論題は哲学という学問が存在し始めた時代、約2500年以上も前から問われ続けており、多くの哲学者がそれぞれの証明によって定義づけられてきた。それだけではなく、哲学から派生した科学や生物学、さらには「脳」やスピリチュアルといった角度からも定義づけられるようになった。しかし共通する答えは定まっておらず、結局のところ「人間とは何か?」ということへの明確な答えはない。 本書は時間、条 […]