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性別

女性失格

恥の多い生涯を送ってきました。p.8より 本書は上記の言葉から始まる。もっとも本書は女性の深淵を太宰治の名作「人間失格」をベースにしているため、本書の構成も含めて「人間失格」のものになっている。そのため冒頭も「人間失格」と全く同じ言葉が使われているわけである。 さて、本書における女性の「深淵」を手記にして描いている。もっとも女性でしかわからないものもあれば、女性でもわからないものまである。男性であ […]

ぼくの死体をよろしくたのむ

本書は短編集なのだが、ある種のつながりを持っているようでいてならない。その繋がりの多くは「動物」と言える。しかしどのような動物かというと、ありとあらゆる動物が入り交じっており、なおかつその動物と人間との関係がそれぞれの短編によって異なっている。あたかも「万華鏡」の如く。 しかしそれらの関係は「生」と「性」の2つの要素がある。それは動物だけでなく人と人との関係もまた2つの要素が醸成されている。その醸 […]

脳と性と能力

「男性は女性の気持ちは分からない」 その逆もあるという。元々男女の傾向も違ってきており、女性はどちらかというと共生、男性は競争と言った言葉がよく似合う。 先週の水曜日に「ひみつの学校」という勉強会に参加したのだが、そこでは「感性トレンド」ばかりではなく、男性と女性の脳の違いについて取り上げられていた。 男性と女性の脳の違いを一慨であれば、定義づけられるものの、男性も女性も性格は様々であり、決めつけ […]

男はつらいらしい

最近、女性の地位向上が叫ばれているが、果たして地位は弱いのかとふと考えてしまう。1985年に「男女雇用機会均等法」が施行される以前は女性が働ける職場は限られていた。しかし働く男性の妻として家庭を支える強さと、夫に対してこれほどまで威張れる存在はほかにいるだろうかと思ってしまう。さらに遡っても、内助の功で有名になった人もいれば、女性が活躍した時もあった。前者では前田利家の妻であるまつ、山内一豊の妻で […]

性とスーツ―現代衣服が形づくられるまで

もうすでに社会人にとって「あたりまえ」となっているスーツであるが、私自身スーツを着ることに関していくつか疑問がある。 ・スーツはいつ頃に生まれたのか。 ・スーツが仕事着として浸透したのはどのような経緯があったのか。 ・本来スーツは何のためにあるのだろうか。 それらを解決するためにまず手をつけたのは本書である。本書はスーツが今の形になった経緯と考察を行っている。男性・女性ともに「スーツ」をまとうよう […]

SとMの恋愛法則

株式会社オトバンク 上田渉様より献本御礼 恋愛は私自身、ほとんど経験のないことなので体験談はないため、恋愛についての本は避けてきたが、本書は「恋愛法則」なので、時分はどのような恋愛傾向にあるのかが一目でわかるようになる。またそれ以外の特性の人もどういった傾向にあるのかが楽しめる。 さて本書のタイトル「S」と「M」だが、これはどちらも作家の名前をとったものであり、「S(サディズム)」はフランスの作家 […]