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恐山

恐山―死者のいる場所

青森県の下北半島には有名な山がある。その名も「恐山」であり、「イタコ」が礼を呼び寄せる、あるいは死者のいる山であるようなイメージが強くある。もっとも恐山はどのような山なのか、どのようにして「死者」のイメージを結びつかせるようなこととなったのか、本書はそのことを取り上げている。 第一章「恐山夜話」 恐山は観光名所と言うよりも「死者の場所」として知られており、観光でも訪れるのかと言うとそういったイメー […]

最後のイタコ

本書のタイトルを読むとイタコの文化が衰退しているように思えてならないが、本書はイタコとして最年少で活躍している女性の半生を振り返っている。そもそもイタコとは、 「日本の東北地方などで口寄せを行う巫女で巫の一種。 シャーマニズムに基づく信仰習俗上の職」(Wikipediaより) とある。よく青森の「恐山」が挙げられるのだが、そもそもなぜ彼女はイタコへの道を決心したのか、そしてイタコとしての生き方は何 […]