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新潮新書

メディアの驕り

メディアはよく「拡声器」と言う言葉を使うことがある。しかしながら、その拡声器はあたかも「サウンドミキサー」でドリフのコントのような声を変えるが如く、解釈で本来の主張そのものを変えてしまう、と言うことがしばしばある。 特に新型コロナウイルス関連の報道について、本来主張していることとは全く違う主張がなされ、Facebook上で抗議、あるいは説明をするといったことが度々見られた。もっともこのようなミスリ […]

野球消滅

新型コロナウイルスの影響は非常に強く、多くのプロスポーツで中止や延期が続いている。高校野球でも春夏ともに中止が発表された一方で、プロ野球は延期が発表されていたが、ようやく6月19日に開幕することが決まった。野球に限らず、スポーツ・イベント問わずに中止などが相次ぎ、再開や延期開催の目処すら立っていない状況にある。 その中で本書を取り上げるのも難しい部分がある。ちなみに本書はプロ野球ビジネスおよび、ア […]

「面白い」のつくりかた

新型コロナウイルスなど、暗い話題がここ最近では際だって多い時代である。だからでこそ「面白い」ものをつくりたい、もしくは伝えたい方もいる。ではどのようなものが「面白い」のかが分からないと言う方も少なくない。その「面白い」を見つけ、なおかつつくり上げていくためにはどうしたら良いのか、本書では企画・製作などの立場から伝授している。 第一章「そもそも「面白い」って何?」 あなたが「面白い」と感じるところは […]

うつ病休職

うつ病に悩む人は数多くおり、その病気が原因で最悪自殺をしてしまう方も少なくない。そうでなくても社会復帰がなかなかうまく行かないという方もいる。会社員として働きながら、人間関係などによるうつ病にかかってしまい、休職をするケースもあるのだが、その休職の現状などについて取り上げている。 第一章「増加するうつ病と「うつ病休職」」 年々うつ病になる方々が増えており、なおかつそれによる休職を行う方も少なくない […]

鋼のメンタル

私自身「豆腐メンタル」であるため、メンタルトレーニングを会得したいところである。本書の著者は「探偵!ナイトスクープ」の放送作家を経て、数多くの作品を生み出した作家であり、最近ではTwitterの発言で話題を呼んでいる。その話題を呼んでいる中ではいわゆる「炎上」といった賛否両論が巻き起こるのだが、著者自身は全く歯牙にもかけない。そこには著者のいう「鋼」のメンタルがあるのだという。 第一章「打たれ強さ […]

ぼくは眠れない

本書は長らく不眠症を患った方の体験談であるのだが、著者自身は作家・エッセイストなどマルチに活躍する人物である。順風満帆に見えるのだが、その裏には35年もの間「不眠症」を患っていたのだという。その不眠症の闘病日記と言うべき一冊が本書である。 1.「はじまりは唐突にやってきた」 不眠症の始まりは突然起こった。それは3月に、仕事を終えて、明日に備え、睡眠に入ろうとするもいつまで経っても睡眠にありつくこと […]

「超常現象」を本気で科学する

ここ最近では放映されていないようだが、かつてはスペシャル番組にて「超常現象」なるような番組が乱立していた時期が合った。その専門家を集めて超常現象を議論をするようなこともあった。時には超常現象について強く反駁する論者も多くいたのだが、本書はそのような超常現象について科学的な見地で反論とは違う「検証」を行っている。 第一章「幽霊が見えた?」 よくある心霊写真やホラー番組について幽霊が出てくるような描写 […]

この国のたたみ方

本書のタイトルを見ると、何やらお店を閉店するようなニュアンスのように思えてならない。しかしながら本書は国を「終わらせる」と言う意味での「たたむ」ではない。国家として、地方としての風呂敷をたたんで小さくすると言う意味で「たたむ」である。その風呂敷の多くなった国をいかにして「小さな国家」としての日本をつくり上げるのか、そのことについて取り上げている。 第1章「広げすぎた風呂敷をたたもう」 もともと風呂 […]

コンビニ外国人

ここ最近では毎日のようにコンビニに足を運ぶのだが、その中で気づいたのはコンビニで働く外国人が増えている。特に都市部になるとそれが顕著であり、行く先々のコンビニで様々な外国人の店員と出会う。中には留学したてで、日本語があまりうまくできていない方々もいるのだが、それもご愛嬌といった所かもしれない。 ここ最近出くわすコンビニ外国人はなぜ出てきて、増えてきたのか、そこには外国人留学生ならではの事情があった […]

バッシング論

多くのメディアでは政治・経済・社会などありとあらゆる「バッシング」を起こしている。ここ最近ではそのバッシングは強くなっているように見えるのだが、もっともメディア自体「バッシング」から切っても切れないものである。もっともメディアは「議論」のきっかけを作ることだったにもかかわらず、特定の思想や論調ばかりに偏ってしまい、異論とするだけでも排除される風潮も見られる。 メディアばかりではない。そのメディアに […]