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星海社新書

シン・モノガタリ・ショウヒ・ロン 歴史・陰謀・労働・疎外

元々著者は「物語消費論」を1989年5月に上梓した。その前後からサブカルチャーや消費論を取り上げて、論壇でのし上がってきた。もっとも「物語消費論」は1989年を皮切りに「定本 物語消費論」(2001年)、「物語消費論改」(2012年)と「物語消費論」の変化を論じてきた。 そして本書である。庵野秀明を対抗してかどうかは不明だが「シン」とつけて、現在における「物語消費論」はどのように変化していったのか […]

東大式筋トレ術 筋肉はなぜ東大に宿るのか?

新型コロナウイルスの影響もあり、巣ごもりの如く家にいる方々も多い。しかしながら家にいると運動不足に悩んでしまい、いわゆる「コロナ肥満」や「コロナ太り」となってしまい、体重が増えてしまうような方々もいる。 その運動不足を解消すべく、マスクをつけて散歩をしたり、ランニングをしたりする方も多くいる(かくいう私もマスクをつけてウォーキングを行っている)。中には家の中で運動を試みる方々もおり、筋トレを行うと […]

TYPE-MOONの軌跡

「TYPE-MOON」と言うブランドを聞くと、それなりに知っている方も多くいる。特に「Fateシリーズ」となれば、その認知はかなり多くなる。元々TYPE-MOONのブランドにて初めてデビューしたのが20年前になるので、今年でちょうど20周年を迎える。そのTYPE-MOONはどのような足跡を辿り、反映していったのか、その道を辿っている。 第一章「TYPE-MOONの始まり―奈須きのこと武内崇」 「T […]

Keyの軌跡

「Key」という会社は今となって「泣きゲー」と呼ばれるジャンルに特化しており、さらには全年齢のものが多くあるのだが、かつてはR-18指定の作品の方が多く見られ、CLANNADになってからは全年齢ものも増えてきた(今も一部の作品はR-18指定のものもある)。 またKeyを原作にした作品の多くはアニメでもその泣きゲーとしての魅力を発揮しており、視聴者を感動させると言ったものも多い。ではそのKeyの作品 […]

文系と理系はなぜ分かれたのか

学校の勉強の中で「文系」「理系」といった学問上の「区分け」が行われることが往々にしてある。とくに高校になってからは大学選びなどで特に重視され、なおかつ大学のみならず、その後の仕事においても「文系」「理系」の区分けがなされているほどである。学問的な区分けのように見えるのだが、実を言うとそこには差がないように見えて「差別」といったある種の「レッテル貼り」として使われることもあるのだという。 ではなぜ区 […]

お金のミライは僕たちが決める

今年の4月頃に来年を目処に1000円札・5000円札・1万円札の紙幣が変わると言ったニュースが流れた。それぞれの人物も変わると言ったことを考えると、元号と同時に様々な面で変わると言える。それはお金のあり方も例外ではない。 そのあり方というのは紙幣の変化ばかりでなく、仮想通貨など、様々な通貨などのお金のあり方が変化している。PayPayなどのQR決済もまた然りである。本書はお金にまつわる未来と私たち […]

この時代に投資家になるということ

今となっては安定した景気にある時代であり、投資を行うのに適しているのかというと、必ずしもそうとは言えない現状にある。その現状から著者は投資家となり、企業も経営しているほどである。ではなぜ投資家となったのか、そしてお金を稼ぐこと、投資をすることはどのようなことなのか、そのことを取り上げているのが本書である。 1.「「ミレニアル世代富裕層」の登場」 「ミレニアル世代」とは 「アメリカで、2000年代の […]

謝罪大国ニッポン

「どげせん」や「謝男(シャーマン)」をはじめ、謝罪や謝ることについてを中心に取り上げた漫画も数多くある。そのことがネタになるほど日本はありとあらゆる所で「謝罪」が繰り返されてきている現状にある。その現状は何が発端となったのか、そして過ぎた謝罪は食い止めるべきなのか、著者自身の観点で取り上げている。 第1章「悪い謝罪、良い謝罪」 先ほども書いたように様々な所で謝罪は繰り返し行われている。特に今年に至 […]

あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント

けっして「まくら」だからって寝具ではなく、落語における演目に入るまでの雑談である。噺家の中には人間国宝となった十代目柳家小三治のようにまくらを使いながら演目をきめる方もいれば、昨年逝去した三代目桂春団治のようにまくらに入らずいきなり演目に入る方もいる。 しかしながら小三治のようにまくらを売りにし、お客も楽しみにするようなことが多く、単なる雑談と言うよりも一種の「漫談」として成り立つこともままある。 […]

「学問」はこんなにおもしろい!―憲法・経済・商い・ウナギ

社会人には「教養」が必要だということはいろいろな本や雑誌で取り上げられており、私自身もその通りだと思うのだが、実際どのようにして教養を身につけたら良いのかわからない方も多いし、もっと言うと教養を身につけるのは難しいのではと考えている人もいるように思えてならない。本書はそういった方々、特に後者のことを思っている方々のために教養を身につけること、そして教養そのものの面白さについて各先生の観点・学問から […]