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発達障害

ニューロダイバーシティと発達障害―『天才はなぜ生まれるか』再考

これまで何度か「発達障害」の本を書評したのだが、その度に「発達障害は病気でも障害でもなく、傾向である」と言うことを主張してきた。もっとも発達障害であったとしても、適任とされている仕事の中で非凡たる才能を発揮している所もまた特徴としてある。もっとも歴史上の人物の偉人たちもまた何らかの発達障害を抱えていたが、その反面の非凡な才能を活かしたとされている。本書はその歴史上の人物をもとに発達障害と天才の関連 […]

天才と発達障害

天才と呼ばれる方々の多くは、何かしらかのハンディやリスクなどを抱えている。もっともその中には端から見ると「精神異常」にも見えるような人もいた。少し話が変わるが、かねてから取り上げられた「発達障害」についても元々は病気ではなく、特徴として捉えられたという話もよく聞く。 もっとも障害と天才の2つの要素について関係ないように見えて、実は密接に関わっている。それは歴史上の人物からも証明づけられているという […]

発達障害を生きる

ここ最近「発達障害」に関する本を取り上げることが度々ある。治療する方、専門家、実際に発症しながらも前向きに生きている方々など様々である。発達障害自体が学習・言動・行動などにおける疾患と広い意味を持っている。発達障害の認知は徐々に広まっており、なおかつ支援する法律(発達障害者支援法など)が施行されるまでになった。 本書は2017年5月21日に放送された「NHKスペシャル「発達障害 解明される未知の世 […]

発達障害とはなにか―誤解をとく

発達障害は今となって認知されているものの、未だに誤解は残っている。また発達障害は病気と思われがちであるのだが、「障害」というのは名ばかりであり、実は一種の傾向にあり、その傾向を活かして仕事に活かしている事例も存在する。 とはいえ発達障害にまつわる誤解は残っており、一つ一つ誤解を解くにも限界がある(最も厄介なのかその誤解が一人歩きしてしまい、認識を醸成されていることにある)。その誤解を解くと共に、発 […]

15歳のコーヒー屋さん 発達障害のぼくができることから ぼくにしかできないことへ

人生はなにが起こるのかわからない。想定外の出来事は突然として起こり、時にはその状況に対して相容れられないようなことさえもある。本書の著者はアスペルガー症候群といった発達障害にかかり、中学生で不登校となり、その後家の仕事を手伝っていくうちにコーヒー焙煎士となった。コーヒー焙煎士になるまで、そして不登校になった要因など、赤裸々に綴った一冊である。 Chapter1「幼少期のぼく」 今となっては発達障害 […]

発達障害を仕事に活かす

「コンプレックスは武器になる」 その言葉を周囲の人から聞いたことがあるのだが、私自身あまりピンとこない。もっともコンプレックスというとネガティブなイメージを持ってしまうのだが、実際にはネガティブと思っているだけで、心や捉え方によって武器に転ずることができるようになる。もちろんそれは「発達障害」も例外ではない。「障害」というだけあり、コンプレックス以上にネガティブなイメージを持ってしまうのだが、それ […]