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エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

家族が父の転勤に伴い離れると共に、一人大学のために自宅へ残った女子大生。新しい大学生活も決して良いものではなく、なおかつ家族もいない中での実家暮らしで、もやもやとした毎日を送っていた中で、ある犬が迷い込み、飼うことになった。しかしその犬は不思議な力を持っているだけでなく、人間の言葉をしゃべる犬で、しかも自信を「神」と名乗るのだから、不思議と言うよりも「奇妙」という他ない。 1人と1匹の犬とで暮らす […]

科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで

「科学」と「神学」、相反するように見えて、実は時代によって密接に関わってきたところがある。その理由の一つに中世~近世までの科学はキリスト教の影響を強く受けており、特に有名なところでは本章でも取り上げているガリレオなどが異端審問の裁判にかけられるほどだった。しかし神と科学、そこにはどのような関係があったのか、著名な科学者たちの足跡をもとに取り上げている。 第1章「神とはなにか、聖書とはなにか」 科学 […]

ていん島の記

雲の上に浮かぶ島にて描く冒険譚である。いわゆる「ファンタジー小説」と呼ばれるものであり、それぞれの部族の人が飢餓から救うために旅をすると言うものである。ファンタジーとはいえど魔王と戦うと言うよりも、神の力を解放するための旅であり、その旅の中で出会う「試練」に出くわし、乗り越えていくというものである。 その試練に対して、果たして今ある平和は果たして正しいのか、そして3つの部族の均衡が果たして正しいの […]

かみさまのおはなし

日本神話としての物語はいくつもあるのだが、その中でも最も有名なものとして「古事記」がある。神話を取り上げているのだが、それと同時に「日本最古の歴史書」として挙げられることが多く、奈良時代になったばかりの712年につくられたと推定される。 その「古事記」における話について子どもたちへ親しめるため、絵本に仕立てた一冊であり、元々は1940年に出版された「カミサマノオハナシ」を現在にあわせて復刻した一冊 […]

神々と肉食の古代史

昨今では当たり前のようにハンバーガーやステーキなど肉を食べる機会が多いのだが、元々奈良時代に聖武天皇が「肉食の禁」が出て、開国を機に解かれるまでは長らく牛肉・豚肉などは食べられなかった。そのことからか兎の肉を食べるときに、兎の耳の部分が鳥の羽と似せられていることから数え方が「匹」ではなく、「羽」と数えられた逸話も存在する。 それはさておき、聖武天皇が肉食の禁を出す以前はごく普通に肉も食べられていた […]

お行儀の悪い神々

ギリシャと日本の共通点、それは財政的に逼迫している所にある、という生々しくも、物騒な話はしない。もう少しきれいな共通点では神話により多数の神々が誕生したことでも知られている。ギリシャと言えば「ギリシャ神話」があり、日本にも「古事記」や「日本書紀」で出てくる日本神話がある。 本書の話であるが、ギリシャ神話に出てくる神々がもし現代のロンドンで生活をしたらどうなるのか、を投影した一冊である。 もしもゼウ […]

となりの神さま

日本は八百万の神が祀られている「神の国」である。その中で宗教性がないと指摘されているが、日本人は自分たちの気付かないところで宗教というのが萌芽している。日本人はひな祭りやハロウィン、クリスマスなどを行い、結婚式は和洋両方行われることだってある(厳密に言ったら神道やキリスト教と言ったところ)。 そして死んだら仏教、またはキリスト教でお葬式を行い神様仏様になる。そうして日本人は他の宗教に寛容的にとらえ […]

神の領域を覗いたアスリート

本書は一流スポーツマンとしての境地「ゾーン」を8人のアスリートのエピソードと、頂点に上り詰めた者たちの受難、日本シリーズのあれこれ、元スケート選手とアメフト部の監督の対談という構成で成り立っている。 一流スポーツマンというのは非常に特徴的であり、その人の人間性というのが各違った「ゾーン」を見出していた。特に印象的だったのが千葉すずに関する話である。本書では「とがった個性」として表しているが、中身を […]