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移民

国家と移民 外国人労働者と日本の未来

言うまでも無いが日本は「島国」であり、江戸時代の末期までは鎖国を行っており、一部の国を除いて国交関係を絶っていた。そのため外国人の受け入れに対しても忌避する人もおり、幕末の開国になってようやくその動きを見せた。しかしながら生麦事件・鎌倉事件をはじめ外国人襲撃・殺傷事件が起こった。 やがて時は過ぎ、いくつもの戦争を経て、観光目的で外国人が日本にやってくることはごく普通の光景となり、さらには仕事や学業 […]

ルポ 不法移民――アメリカ国境を越えた男たち

「移民」に関する話は4~5年ほど前からずっとあったのだが、その時はISILにより中東諸国が欧米を中心として大量の難民が移民申請をするような事態になったことが挙げられる。本書はその移民問題ではなく、アメリカにおいて長らくはびこっている「不法移民」を取り上げている。トランプ政権ではその「不法移民の強制生還」を政策の一つとして掲げられていたのだが、そもそも不法移民はなぜ移民をしたのか、そしてどのような生 […]

ルポ 難民追跡――バルカンルートを行く

一昨年から国際問題の一つとして挙げられるのが、「難民」である。その難民は中諸国をはじめ、不安定情勢となった国々の民が希望をもってヨーロッパに渡る。しかしヨーロッパの中では受け入れ・拒否両論が交差しており、なおかつせめぎあいが起こっている。もっともイギリスのEU離脱の大きな要因としてある。その要因がなぜ発生し、様々な国が難民に対してどのように扱ったのか、そのことを取り上げているのが本書である。 第一 […]

フランス暴動—-移民法とラップ・フランセ

フランスでは2005年に暴動があったのだという。その翌年の2006年に、「初期雇用契約」による暴動があったのはニュースでも大々的に取り上げられていたこともあり、記憶している。 その2005年に起こった暴動は労働ではなく移民政策にあるのだという。本書はその暴動の全貌とフランスと諸外国の移民政策のジレンマについて暴動を中心に追っている。 第一章「2005年、秋、フランス」 事の発端は2005年10月2 […]