書評 毛―生命と進化の立役者 生物には様々な「毛」が存在する。もちろん頭の毛ばかりではない。 もっとも「毛」は生命を維持する、あるいは活かすための重要な要素である。なおかつ人間のみならず様々な毛を持っているのだが、役割も毛によって異なる。どのような役割を持っているのかも... 2022.03.24 書評生物学
書評 新版 ウイルスと人間 日本では新型コロナウイルスの第5波が収束を迎え、第6波が来ることが予想される。それに向けて私たちは様々な準備を行っているが、果たしてくるかどうか自体もまだ謎である。 新型コロナウイルスに限らず、「ウイルス」は様々なものがあり、ちょうど100... 2021.11.04 書評生物学
書評 生命はデジタルでできている 情報から見た新しい生命像 本書のタイトルを見ると、一見びっくりしてしまうのだが、そもそも動物が生きて行くに当たり、脳や細胞などの信号を送ると言った所がある意味デジタルな部分がある。そう考えると本書のタイトルはまさにその通りとも言える。「その通り」という部分は先述の通... 2021.02.21 書評生物学
書評 おしゃべりな糖 不思議なタイトルである。もっとも糖には口があるのかと思ってしまうほどである。ちなみに本書のタイトルにある「おしゃべりな糖」は 「情報をになう糖」(p.iiiより) とある。糖によっても種類があるのだが、情報伝達に優れており、生命の維持のなか... 2020.01.14 書評生物学
医学 医の希望 技術革新があるように医療の現場もまた進化をする。その進化の在り方は医療にとっても、良いものとなっているのかもしれないのだが、「進化」の背景には長らく残っていた医療にまつわる問題や課題があり、それを解決するための糸口がある。その糸口を見つける... 2019.04.17 医学書評
書評 カラダの知恵 – 細胞たちのコミュニケーション 人間にはカラダがあるのだが、そのカラダには見えるものと、見えないものがある。その中でも後者にあたるものとして「細胞」や「信号」、さらには「心」と言ったものがある。それら見える・見えない両方ではどのような知恵やコミュニケーション、あるいはメッ... 2018.05.05 書評生物学
ミステリー 流転の細胞 「万物は流転する」という言葉を思わず思い出してしまう。最もその言葉を出したのも古代ギリシャ時代の哲学者の一人であるヘラクレイトスである。もっともその「流転」は哲学のみならず、仏教の中にある「輪廻転生」にも通ずるものがあり、哲学はおろか、宗教... 2017.04.13 ミステリー書評
医学 幹細胞――ES細胞・iPS細胞・再生医療 一昨年にはSTAP細胞の話が話題となったが、その前にはiPS細胞が話題となった。ほかにも元々あるES細胞が再生医療として役立てられているが、それぞれの細胞は俗に「幹細胞」と言われている。その幹細胞が再生医療に関してどのように役立てられている... 2016.07.22 医学書評
書評 エピジェネティクス――新しい生命像をえがく エピジェネティクスとは、 「DNA 一次配列の変化ではなく,ヒストンのアセチル化,DNA のメチル化などの細胞内部の分子的機構により,可変的に遺伝子情報の発現が制御される機構」(「大辞林 第三版」より) とあるが、文字通りでは理解できないと... 2016.01.16 書評生物学
医学 おなかの赤ちゃんは光を感じるか――生物時計とメラノプシン 「お腹の赤ちゃんはどのような世界を見ているのだろうか?」 その疑問について私自身も分からなかった。最も胎児の時は目も耳も発達していないため、どういったものが見られるのか全く分からなかったためである。しかし、胎児の視点からどのように光を感じる... 2014.12.20 医学書評