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光をえがく人

もしもあなたが気分が沈む、あるいはネガティブな状況に陥ったときに何を行うか。音楽を聴く、本を読む、飲食をするなど方法は沢山あるのだが、中にはアートに触れると言うのもまた心洗われ、ネガティブな気持ちから解放されると言う人もいる。 本書はそのような人たちを描いた短編集であるのだが、それぞれの境遇の中にある「アート」、そして触れることによってもたらされる効果が見て取れる。もっともアート自体は論理では無く […]

ヒトはなぜ絵を描くのか――芸術認知科学への招待

今となっては美術的な作品も数多くあり、「美術史」の学問になるなど美術の歴史は深い。もっとも絵を描くことはヒトの特権であるようなのだが、そこには「芸術認知科学」と呼ばれる「認知科学」のカテゴリーの一つである。その認知の観点からヒトはなぜ美術や芸術を行うのか、「絵を描く」ことにフォーカスを当てて取り上げている。 1.「描く心の起源を探る旅の出発点」 元々ヒトの原型は400万年前に誕生した「アウストラロ […]

絵解き 世界一ホッとする尼さんのいい話

仏教に限らず、様々な宗教で「法話」と言うのがある。主に人生とはいったい何なのか、悩んでいるとき、立ち止まってるときの特効薬としていろいろと役立つ機会が多い。しかしいざ仏教の法話をみてみようとすると取っつきにくいものもある。 そこで本書である。本書はアナウンサーでありながら尼僧という移植の経歴をもつ川村妙慶氏の法話に絵がちりばめられている。きわめて分かりやすく、かつ自らの心に入っていけるような仕上が […]