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J-POP

永遠の仮眠

本書の中身に入っていく前に、本書の著者の話を行う必要がある。著者は小説家としてのデビュー作が本書であるのだが、そもそも著者自身が昨今のJ-POPや歌謡曲などのプロデューサー、さらには作詞・作曲家、音楽評論など、音楽畑で長らく活躍を行ってきた。その著者が初めて音楽以外の分野にて「小説」として刊行した。 ちなみに本書は著者の音楽人生の部分の中で描いた一冊である。よくテレビドラマにも「主題歌」があり、そ […]

日本語の乱れか変化か—これまでの日本語、これからの日本語

「日本語の乱れ」に関しての本はこれまでに「言葉」や「日本語」に関しての本で繰り返し取り上げているのだが、もっとも乱れているのではなく「変化」であると主張してきた。しかしその変化を相容れない考えから「乱れ」と捉えて批判しているとも書いたことがある。もっとも学問、特に言語学においては「乱れ」という概念は存在せず、単なる批判材料となっていることも否めない。 そこで本書である。日本語に限らず、言語は様々な […]

ザ・ブルーハーツ―ドブネズミの伝説

私の生まれた1985年に結成し、その10年後の1995年に解散した「ザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)」。中心人物である甲本ヒロトは、 意味は無く、誰もが呼びやすい小学生でもわかるような英語で、バンドの音楽性が見えないような名前Wikipediaより と語っていたが、様々な曲によって後付けではあるものの、当時の若者ならではの青臭さと、それによる反骨精神が合わさったような感がある。あ […]

杉山清貴&オメガトライブ 35年目の真実 林哲司が作り上げた哀愁サウンドの秘密

「杉山清貴&オメガトライブ」は80年代に活躍し、その時代の歌謡史に残るバンドである。とくにサザンオールスターズやTUBEと共にサマーソングのヒットメーカーとしても知られているほどである。 しかしサマーソングを多く創り上げている一方で、夏の哀愁を描いている歌が多くある。それを創り上げたのは日本を代表する作曲家の一人である林哲司である。活動自体は1980年であるのだが、メジャーデビューしたのは1983 […]

踊る昭和歌謡―リズムからみる大衆音楽

今となってはJ-POP言われている日本の音楽であるが、かつては「歌謡曲」と呼ばれていた時期があった。その歌謡曲もただ歌うだけではなく、ダンスとともに歌われた(もちろんジャンルにもよるが)。 ダンスというと、色々な「リズム」が存在するのだが、本書はその「リズム」の視点から昭和歌謡の歴史について紐解いた一冊である。 第一章「ダンスホールとジャズの戦前戦後―占領期1952年まで」 大東亜戦争、もとい日中 […]

歌謡曲――時代を彩った歌たち

今でこそ「J-POP」と呼ばれる様なジャンルとなっている日本の歌だが、当時は「歌謡曲」と呼ばれていた。日本人ならではの歌詞とリズムが、日本の歌、ひいては流行を作り、本書のタイトルにもあるように時代を彩ったと言われても過言ではない。私は80年代に生まれていて、初めて曲に触れたのは「J-POP」の時代になってからなのだが、高校か大学のときから歌謡曲にも目覚めて、TSUTAYAでCDを借りては録音し、個 […]

タイアップの歌謡史

「歌」というと何らかのイメージを持っている。歌が持っているイメージもあるが、タイアップの曲のように、ドラマやCMのイメージが先行してしまうことも捨てきれない。例えば、「ラブストーリーは突然に」や「SAY YES」とかはそのイメージがすごく大きい。 本書はこのようなタイアップ曲の歴史について紐解いていく。それらは戦後TV番組が生まれた時からそのタイアップの歴史は始まった。今となっては数多くの曲がCM […]

サザンオールスターズ!!!

さすがに今日はこういう日なので、タイムリーな本をということで。 本書はサザンをはじめ桑田佳祐が歌った曲を著者なりの視点で評価をしている。評価自体は私はどうでもいいが、曲のルーツや著者なりの視点での面白さも書かれているところかな。これの感想は人それぞれであるかもしれないが、私自身素直な感想としてはここまでやっていたのかという桑田慶介への畏敬の念がさらに芽生えた。 さて、今日はサザンに酔いましれますか […]