日本人 板垣退助-自由民権指導者の実像 「板垣死すとも自由は死せず」 これは1882年岐阜にて遊説中に暴漢に襲われた事件にて発した言葉であるが、実際には「吾(われ)死するとも自由は死せん」である。それがメディアによって今のような言葉に変えられ、広まっていった。 板垣退助はいわば「... 2021.06.11 日本人書評
書評 2100年の世界地図 アフラシアの時代 2100年となるともしも私が生きていれば115歳となる。生きているかもしれないのだが、ほぼ確実に生きてはいないだろう。そう考えると本書の示す世界を見ることはないのだから。 それはさておき、本書はシステムを駆使して、人口分布をはじめ、様々な角... 2021.05.28 書評海外
日本人 遊王 徳川家斉 徳川家斉は江戸幕府の11代将軍であり、江戸はもちろんのこと、鎌倉・室町を含めた将軍、さらには征夷大将軍の中では最も在位の長かった将軍であり、50年もの間その座にいたのだが、12代将軍家慶に譲った後も逝去するまでの4年間は実質的な権力を握り「... 2021.05.20 日本人書評
日本史 村の日本近代史 よく教科書などで取り上げられる「日本史」は中央はもちろんのこと、主要都市における出来事など多い。しかし都市や中心地から離れた「村」にもまた「歴史」が存在する。では村はどのような歴史を辿っていったのか、本書は近代から現代にかけてを取り上げてい... 2021.05.14 日本史書評
日本人 東條英機 「独裁者」を演じた男 第二次世界大戦における枢軸国の先頭指導者というと、イタリアではベニート・ムッソリーニ、ドイツではアドルフ・ヒトラーといる。しかし日本ではと言うと、「軍部」と言うだけあり、明確な指導者は年々と変わってきており、明確ではない。しかしたった一人を... 2021.05.12 日本人書評
日本人 奇蹟の爪音―アメリカが熱狂した全盲の箏曲家 衛藤公雄の生涯 昨今では新型コロナウイルスの影響により、ライブなどが開催されなくなると言ったことも相次いでおり、イベント業界や、ライブハウス業界などでも苦境にあえいでおり、倒産した所もちらほらある。 そのイベントについて、日本人が日本では日本武道館で、アメ... 2021.03.06 日本人書評
日本人 有島武郎――地人論の最果てへ 有島武郎(ありしまたけお)は「カインの末裔」や「或る女」など多くの作品を残した小説家である。小説家の中では学歴ではエリートであり、ハーバード大学にも進学したほどである(1年足らずで退学したが)。その有馬の生涯と、著作の傾向について取り上げた... 2021.02.13 日本人書評
日本史 靖国神社の緑の隊長 今年の1月12日、本書の著者であり、ジャーナリストで作家の半藤一利氏がこの世を去った。世に送り出した本は数知れず、とりわけ戦前・戦後における近現代の日本史について多くの議論を巻き起こした人物として上げられる。 本書は元々軍人の合祀に批判的だ... 2021.02.04 日本史書評
書評 ムイト・ボン! ポルトガルを食べる旅 今年は新型コロナウイルスの影響により、旅行が自粛しなければならないなど大きく制限される年となった。さらに言うと海外旅行となると、その度合いが強くなり、国によってはロックダウンも行われているほどである。 そういった時期には海外旅行は実際に行く... 2020.12.15 書評海外
世界史 ローマ史再考―なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか ローマの歴史は非常に長く、なおかつ議論も絶えない。古代ローマから遡ると紀元前753年の「王政ローマ」の建国から始まり、ローマ帝国が生まれ「パクス・ロマーナ」が起こり、やがて戦乱が続いて、帝国が東西に分裂し、オスマン帝国の攻撃で1453年に滅... 2020.12.10 世界史書評