哲学 なんとなく、日本人―世界に通用する強さの秘密 表題にひかれてしまった。元長野県知事であり新党日本代表の田中康夫氏の「なんとなく、クリスタル」にいかにもパクリのような感じの表題であったため本書を手に取ってしまった。しかし内容紹介に書いてあるとおり21世紀を生きる日本人の多くは「なんとなく... 2008.10.24 哲学書評
哲学 生老病死の哲学 人には「生」「老」「病」「死」という4つの宿命がある。その4つにどのような哲学が込められているのか本書はそのことについて書かれている。 「生」 仏教とソクラテス、そしてローマの哲人セネカの言葉から始まる。ここでは後者の2つについて挙げる(両... 2008.10.13 哲学書評
哲学 デリダを読む デリダという人物は私は初めて聞くが、ここでデリダの簡単な説明から行こうと思う。 ジャック・デリダ(本名:ジャッキー・デリダ)は4年前に亡くなったばかりの哲学者である。一般にポスト構造主義の代表的哲学者であるが、その中で現象学から出発してこの... 2008.09.17 哲学書評
哲学 悩む力 「悩む」ことは重要なことである。本書では夏目漱石やマックス・ウェーバーを中心にして「悩む」ことを展開しているが。私自身「悩む力」は上記にデカルトが入ると思う。デカルトというと「我思う故に我あり」というのが有名である。懐疑論として有名であるデ... 2008.09.03 哲学書評
哲学 かけがえのない人間 「人を愛せよ」 本書はそう思える1冊であった。しかし「愛」というとこれ自体も漠然としており、恋人同士の愛であり、家族愛であり、愛国心であり、郷土愛であり、隣人愛であり……と愛というのには様々なことがある。 しかもそれは学校で100点取ればで... 2008.06.19 哲学書評
哲学 「占い」は信じるな! 本書は様々な占いについて根底から批判している。とはいえ著者も「五術占い全書」など多数の戦術化を育てるなど占いに携わっていると言っていい。その立場から言っているのであろう。 私自身も占いというのは信じないが、楽しみ程度に「今日の占い」というの... 2008.06.18 哲学書評
哲学 女になりたがる男たち フェミニズムという言葉はよく聞くし、現在では女性の社会における地位の向上はめざましい。しかし、果たしてこれが本当によかったのだろうかという疑問を持ってしまう。むしろ逆に男性が女性化しつつあるのではというのが著者の主張したいことではなかろうか... 2008.04.28 哲学書評
哲学 議論のウソ 議論を語る上での様々な嘘を指摘しているかと思ったら、ちょっと期待外れだった(ものすごくいい意味で)。というのは、まず出てきたのは統計に関するウソ。少年非行ニュース評論からを題材にしている。これには大きなまやかしがあることに私も気づいた。あの... 2008.04.15 哲学書評