戯曲・詩 アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム おそらく戯曲を書評するのは初めてである。 戯曲自体は私自身読んだことがないわけではなく、大学4年生の時にグリーグの曲のモチーフとなったヘンリック・イプセンの「ペール・ギュント」以来である。そもそも戯曲と言うのを知らない人のために少し解説をす... 2009.09.16 戯曲・詩書評
国際政治 ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 昨年の5月にロシアの大統領がネドベージェフとなり、8年間大統領の椅子に座っていたプーチンは首相の座に座った。しかしロシアの政府では「首相」こそ最高権力者である。しかも大統領と決定的に違うのが、人気がない、つまり何年でもその椅子に座れるという... 2009.03.19 国際政治書評
国際政治 北方領土交渉秘録―失われた五度の機会 著者の東郷和彦は戦前・戦時中に外務大臣を務めていた東郷茂徳の孫である。祖父の後を追い著者も外交官としてロシアにわたり、数多くの北方領土交渉にあたった。本書はその五度の機会を含めた北方領土交渉を克明に描いたものである。 まず2月7日とは一体何... 2008.11.20 国際政治書評