TAG

文明開化

ヒゲの日本近現代史

ヒゲと言うとダンディな印象を持たれる一方で、人によっては汚らしい対象として扱う人もいる。もっともヒゲ自体は人類が生まれた時から存在したともいわれているのだが、本書はあくまで日本近現代史として明治維新以降のヒゲのあり方について取り上げている。 第一章「明治時代におけるヒゲ大流行と権力性」 明治維新を経ると、様々なヒゲをはやす人が増えていった。もっとも明治天皇もまたヒゲをはやしている肖像画や写真がいく […]

文明開化失われた風俗

「ザンギリ頭を 叩いてみれば 文明開化の 音がする」 明治時代の文明開化を象徴する非常に有名な都都逸(どどいつ:七・七・七・五の音数律で歌われるものであり、江戸時代末期に誕生した)である。 1853年にペリーが浦賀沖に来航したことをきっかけに明治維新への潮流が巻き起こり、その一方で様々な外国文化が日本に入ってきた。とりわけ文明開化の時代では「牛鍋」というのが大流行した。江戸時代まではこういった「肉 […]