書評

哲学

感じる道徳―感情の現象学的倫理学

道徳というのは授業で「覚える」、「考える」のではなく、感性によって「感じる」ことにスポットを当てているのが本書の狙いである。タイトルからしてインパクトがあるのだが、感情における「道徳」や「倫理」を考察するというのが斬新で面白い。そもそも「道...
国内

イワシはどこへ消えたのか―魚の危機とレジーム・シフト

私が子供の時、周りの友達の多くは「嫌いなもの」というと「イワシ」と答える人が多かった。しかし今となってはそのイワシも見るのが珍しいように思える。見たとしても100円ほどで売っている缶詰と言ったところである。本書を少しめくった所によると、現在...
書評

3000人の指導実績を誇る人気No.1カリスマ講師が教える 資格試験の合格技術

先日の「聞くが価値×UNDERGROUND」で飛び入り講師をなさった多田健二氏の1冊である。 著者は公認会計士に挫折し、その経験を生かして公認会計士を目指す人の指導者となった。関西では「人気講師ランキング」第1位となり数多くの公認会計士を輩...
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書評

追憶のハルマゲドン

本書によるとカート・ヴォネガットの没後一周年を記念して出版された短編集であり、未発表のものを中心に編纂された一冊である。 ヴォネガットの作品は60年代ごろから次々と翻訳されてきたが、80年代にはブームにまで発展し、爆笑問題の太田光もファンの...
哲学

自然と人間―哲学からのアプローチ

科学や経済の進歩によりモノが豊かになり、生活も便利になった。しかし人間として生きていくにあたり、肝心の「心」が失っているように思えるのは私だけであろうか。科学や工業の発展の反面、森林伐採により自然が失われている。「21世紀は「心」の世紀」で...
国内

思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本

よく「コンプライアンス」というのが叫ばれている。確かに法令や倫理を守ることは重要なのだが、時としてこの「遵守」というのが法令よりも広がり、幅が利かなくなる、思考が停止するのではないのかと著者は危惧している。確かに「コンプライアンス」という言...
書評

人間を守る読書

タイトルからしてインパクトが強烈である。ちなみにこのタイトルは批評家ジョージ・スタイナーの「言語と沈黙」でとなえられた言葉だという。 読書というのは人それぞれであり、愉しみのために読書をする人、仕事や人生の目的のために読書をする人それぞれ違...
書評

選ばれる人財! 愛嬌力トレーニング

今日の最初に書評した「人に好かれてうまくいく「愛嬌力」」のトレーニング版の一冊である。本書は元となった「愛嬌力」の中から問題集形式で、解答を「松・竹・梅」のケースに分けて説明しているという1冊である。「愛嬌力」について今すぐ知りたい人、実践...
書評

人に好かれてうまくいく「愛嬌力」 はずむ人間関係をつくる仕事のしかた

「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経」という故事成語がある。しかし今の社会では「男は愛嬌、女は度胸」というようなあべこべの感じがしてならない。私もそうだが男はもっと強くなれ…と言いたいところだが、昨今の社会状況を見る限りではどうやらこの「愛嬌」...
書評

今日からできる 上手な話し方

「コミュニケーション力」を鍛える本というのはどこの書店に行ってもあり、しかもその種類は山ほどある。「コミュニケーション」と言っても話し方や聞き方、訊き方などが一括りとなっているためどのように鍛えればいいのか分からない人も多いことだろう。本書...
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