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事情

江戸の下半身事情

新書や選書などでこういった「性」にまつわる事を取り上げている本は少なくない。本書もそうであるが、以前平凡社新書にて「フーゾク進化論」と言う本を取り上げたことがある。他にもちょっと毛並みは違うが、同じように平凡社新書の「破戒と男色の仏教史」と言うのもある。新書はジャンルが広い分、こういったR-18に触れられるのだか分からないような本もある。 本書は性事情の中から江戸時代における性文化が以下に発展して […]

「紙」と共に去りぬ

本書もその意図でタイトルを決めたと述べているが、マーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」を捩った一冊と言える。本書は簡単に言うと出版界の行く末について書かれた一冊であり、電子書籍化についても言及している。最近では紙媒体の危機と叫ばれていることを考えると本書がこのようなタイトルになっているか、含蓄がいく。 第1部「「紙」とともに去りぬ」 出版社のことについて書かれた一冊と書いたが、本書の著者は出 […]

世界一高いワイン「ジェファーソン・ボトル」の酔えない事情―真贋をめぐる大騒動

私はワインのことについてはあまり詳しくはないのだが、本書でワインにまつわる様々なことについて書かれているため前知識が必要に思える。さて本書のことに入るとする。本書は1985年に起こった「ジェファーソン・ボトル」についての真贋騒動を描いたノンフィクション作品である。まずこの「ジェファーソン・ボトル」について詳しく書くことにしよう。 「ジェファーソン・ボトル」、このジェファーソンはアメリカ第3代大統領 […]

アキハバラ発〈00年代〉への問い

2008年6月8日、秋葉原が悲劇の舞台となった。その名も「秋葉原無差別殺傷事件」。 犯人は25歳の青年で、派遣での生活に苦しみ破れかぶれとなり、秋葉原でトラックを暴走し、さらにトラックから降りた後に包丁で数人を切りつけたという事件である。犯人は逮捕・起訴されたが現在抱えている日本の労働事情と心の闇が露呈した事件であった。 本書はこの「秋葉原無差別殺傷事件」について迫っている。 この事件について私の […]