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侠客

男の愛 たびだちの詩

どうもタイトルを見ると、ある特殊な嗜好を持つ女性たちが群がるような表現になっているのだが、もちろんソッチの傾向はあるにしても、よく「男に男が惚れる」と言う言葉がある。正確に言うと鶴田浩二や東海林太郎で有名な「名月赤城山」にある一節にあるものであり、なおかつ「男心に~」となっている。 それがいつしか「男に~」となったのかもしれない。もっともこの「名月赤城山」の赤城山に縁のある人物として、一人は国定忠 […]

さみだれ

「シリアルキラー」と言う言葉を聞くことがある。心的な快楽のために殺人を犯す、その殺人の中には猟奇的なものを行うような人もいる。 このシリアルキラーが定義されたのは昭和末期のことであり、それ以前は連続殺人犯や武士のいた時代では「人斬り」といった要素が強い。その人斬りとして本書で取り上げる、とある博徒である。 今となってはかなり有名になった侠客(今で言うところのヤクザ)である清水次郎長(しみずのじろち […]

国定忠治を男にした女侠 菊池徳の一生

国定忠治といえばもうすでに講談や劇で非常に有名な人物として挙げられるようになったが、実際の国定忠治は博徒(賭博を行うものとされているが、無法者、アウトローを呼ぶ場合にも使われる)であり、対立する博徒を次々と殺害、挙句の果てには関所を破った。そのことを咎められ磔にされ壮絶な最期と遂げたという人物である。 しかしこの国定忠治をヒーローとしてよみがえらせた人物がいる。それが本書で紹介される菊池徳である。 […]