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力士

櫓太鼓がきこえる

今年の相撲はまさに新しい風が入ってきたと言うほかない。1月の初場所は御嶽海が3度目の優勝を飾り、大関昇進を飾った。3月に行われた春場所では御嶽海の大学時代の後輩にあたる若隆景が初優勝を果たした。次の夏場所ではどのような風が吹くかが期待される。 相撲界における「新しい風」は何も力士ばかりではない。本書で紹介する「呼出」もまた同じように新しい風が入ってくる。その新しい風は高校を中退して、叔父の薦めで相 […]

力士の世界

まずは、本書の表題には力士と書いてあるが、ここでは「ちからびと」と呼ばれている。なぜこう呼ばれたのかというのは相撲を見ても本書を見てもよくわかる。そもそも相撲というのは肉体的な力と力のぶつかり合いである。力と力のぶつかり合いで言ったらK-1やプロレスもそうではないのかという気がするが…。 本書は昨年の春場所に引退した元行司の33代目木村庄之助が相撲のすべてを語っている。それだけではなく「横綱の品格 […]