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北方領土

これでいいのか日本 戦後60年の失敗

1945年8月15日、日本がポツダム宣言を受諾して玉音放送が流れておおよそ63年と半年が経過した。この間日本政府は数々の政策や外交を行ってきた。しかし今、日本はよくなっているのかと言うと、良くなったところもあるが、悲しきかな悪くなったと言う声が強い。それに経済的・政治的にも「年々悪くなっている」と言う声がが大多数だと思うが、それはいつものことであろう。新聞や雑誌では毎年、歴代総理誰しもを批判、非難 […]

国境・誰がこの線を引いたのか―日本とユーラシア

本書はユーラシア大陸における国境線について考察している。当ブログでは「竹島」「尖閣諸島」「北方領土」についてじっくりと書いていこうと思っている。 第一章「日本の外で「国有の領土」論は説得力を持つのか」 竹島や尖閣諸島問題では分からないが北方領土問題では「日本固有の領土」としきりに主張している。この章はこの「日本固有の領土」についてドイツの国境の変遷を例に出して指摘している。最後の余談の部分がこの章 […]

北方領土交渉秘録―失われた五度の機会

著者の東郷和彦は戦前・戦時中に外務大臣を務めていた東郷茂徳の孫である。祖父の後を追い著者も外交官としてロシアにわたり、数多くの北方領土交渉にあたった。本書はその五度の機会を含めた北方領土交渉を克明に描いたものである。 まず2月7日とは一体何の日なのか知っているか。北海道の人でもこの日はピンとこない人が多い。この日は1981年に「北方領土の日」として定められた日である。来年で28年経つ。この日を北方 […]

これでは愛国心が持てない

愛国心とは何か? これまで本書以外に何冊・何十冊の本と出合ったが答えはたくさん見つかった。しかし、本当ともいわれる答えというのには残念ながら絞れない。とはいえ愛国心という意味合いをここまで問い詰められるというのは、愛国心に関して懐疑心を抱いている今の日本だからでこそできるのではないかと私は考える。もし日本が自然と愛国心について語れたならばここまで考察できてはいなかっただろう。 さて本書である。 本 […]