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日本国憲法

護られなかった者たちへ

日本国憲法には第25条に「生存権」が定められている。条文を見てみると、 第1項:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 第2項:国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 とある。それを守り、実行するために「社会福祉制度」ができ、さらに見ると「生活保護」などのセーフティネットがある。しかしその制度の行使によっては解釈 […]

憲法って、どこにあるの? みんなの疑問から学ぶ日本国憲法

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼 憲法が施行されたのは1948年5月3日。それから68年以上にわたり1度も改正されることなく、現在も使われている。改正はされていないとは言えど、解釈の変更は何度もなされているが、憲法はどこに、そして何のために存在するのか、7月10日に参院選が行われる前の復習として本書を見ていこう。 第1章「憲法って何?」 元々日本国憲法はGHQの指示によって改正されることとな […]

比較のなかの改憲論――日本国憲法の位置

憲法改正の論議は今のところ沈静化しているとはいえ、これからまた改憲の動きがある可能性がある。私の根本は改正したほうが良いという意見なのだが、それ以前に護憲であろうとも、改憲であろうとも、憲法に関する議論は深める、いわゆる「論憲」を行うべきと考えている。 そこで本書である。本書は憲法改正の中でどこが改正される主軸となるのか、憲法改正における功罪とは何か、そして憲法改正ははたして可能なのか、憲法改正の […]

国防軍とは何か

日本国憲法の第9条には、 「1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。  2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」(「インターネット六法」より) とある。つまり日本は相手国と戦うための軍を持つことができないし、交 […]

編集者の危機管理術~名誉・プライバシー・著作権・表現

月に1回以上セミナーなどのイベントに出没する私は編集者にお会いすることがある。編集者の方々の話を聞くと、編集者同士、もしくは作家とのやりとりに関するエピソードなど、ブログでは書けないような四方山話もある。その話を聞くだけでも面白い。 私事はさておき、編集者の仕事は作家が書かれた話を編纂する、もしくは出版社の企画会議に出すなど様々であるが、その編集者も著作権やプライバシーなどの「危機管理」の仕事もあ […]

プレカリアート

「プレカリアート」というのは日本全体にとって深刻な問題としてとらえなければならないことである。団塊の世代がリタイアして、これからの日本の経済を担うのは我々の世代となる。当然上の世代を養う立場にもなる。その世代が今貧困問題に直面している。さらにもっと言うと若者世代の消費の硬直化も問題視されているが、私はこれは当然のことだと思う。 後期高齢者医療制度は廃止論の声が強まり舛添厚労相も廃止を示唆しているほ […]

象徴天皇制と皇位継承

「象徴天皇制」は大東亜戦争終結後、GHQによって作られた憲法(日本国憲法)第1条によって明文化され、天皇は象徴的な存在となった。もともと天皇は絶対君主というより軍事や政治の統率権は天皇にあった。 それらを統率するには高度な政治力だけではなく、非常に大きい人徳も必要であった。天皇家はその両方を持つ唯一の存在であった。ではなぜ戦後憲法により象徴天皇制になったのかというと、大東亜戦争が終結し敗戦処理を行 […]