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日本語の乱れ

日本語の乱れか変化か—これまでの日本語、これからの日本語

「日本語の乱れ」に関しての本はこれまでに「言葉」や「日本語」に関しての本で繰り返し取り上げているのだが、もっとも乱れているのではなく「変化」であると主張してきた。しかしその変化を相容れない考えから「乱れ」と捉えて批判しているとも書いたことがある。もっとも学問、特に言語学においては「乱れ」という概念は存在せず、単なる批判材料となっていることも否めない。 そこで本書である。日本語に限らず、言語は様々な […]

モダン語の世界へ―流行語で探る近現代

日本語に限らず、「言葉」そのものは常々変化する。しかしその変化に許容せず、批判的に見たり、主張したりして「日本語の乱れ」といった主張ができあがる。「日本語の乱れ」自体は清少納言の「枕草子」の時代からあり、今も昔も存在している。 しかし日本語も戦前、戦後と時代と共に変化している。本書は今となっては死語である「モガ」「モボ」が登場した1910~30年代、ちょうど明治末期から昭和初期にかけて、識字率が向 […]