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暴力

現代暴力論 「あばれる力」を取り戻す

暴力というと言葉にしても、武力にしても、さらには圧力にしても、様々なものがある。本書はあくまで武力などの物理的と言うよりも、国家やテロなどのマクロの観点から取り上げる社会的な暴力とは何かを取り上げている。 第一章「国家の暴力―我々は奴隷根性を植えつけられた」 国家は状況によって役割が異なってくる。しかし著者に言わせると国家そのものが「暴力装置」であり、その暴力によって私たちは奴隷根性を植え付けさせ […]

ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争

人には「表」の側面もあれば「裏」の側面もある。 本書の著者の母親、小川真由美(現:小川眞由美)もその例外に漏れなかった。むしろ「裏」そのものの顔は、娘である著者でしか知らなかったと言えるのかも知れない。 本書は私たちの誰も知らなかった小川真由美の裏の顔について娘である著者が告発している。著者の名前は本名名義となっているが、かつては母親の付き人を経てMAHという芸名で女優、モデルなど活躍し、母親との […]

アイデンティティと暴力~運命は幻想である

本書の冒頭に「二一世紀は暴力に満ちている」とある。 強ち間違っていない。その背景として日本ではロシアが空爆機を日本一周して権力誇示させたり、中国や韓国では軍隊を用いて領土誇示をしている。 海外に目を向けてみると有名どころではイラク戦争もあれば、アメリカやイギリスで同時多発テロがあり、リビアやシリアでは軍による大量虐殺もある。欧米とイスラム国の対立も然り、である。 文明や宗教、さらには人種にまつわる […]