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秘花

瀬戸内寂聴と言えば「源氏物語」の現代語訳として有名であり、本書のように時代小説や恋愛小説も手掛けている。最近ではケータイ小説も1作チャレンジしたが、1作で懲りた模様である。 それはさておき本書は世阿弥の晩年について書かれている。世阿弥の晩年というと1434年に佐渡国(佐渡島)に流刑されたところから本書のストーリーが始まる。かねてから信頼されていた足利氏が代替わりを機に弾圧を繰り返され、見放された。 […]