日本史 考古学の挑戦――地中に問いかける歴史学 私自身散歩をしてみると「埋蔵発掘作業により~」というような注意書きをみることがある。結局のところ駐車場や建物を建てるための工事の前段階なのかもしれないが、そういった注意書きを見ると、まだ自分の街には歴史的なものがあるのかと思ってしまう。 本... 2016.09.14 日本史書評
世界史 モンスターの歴史 モンスターというと創作めいたような想像をするのだが、実際にいるのだろうか、本書ではそのモンスターが実在するのか、もしいるとしたらどのような歴史をたどっていったのか、そして現存するのかを取り上げている。 第1章「モンスターと世界の文明」 実際... 2016.09.10 世界史書評
書評 インド児童労働の地をゆく 元々日本には「丁稚奉公」という概念があった。そもそも「丁稚」とは、 「商家に年季奉公する幼少の者を指す言葉。職人のもとでは弟子、子弟とも呼ばれる」(Wikipediaより) とある。労働者として弟子となり、雑役などの労働を行うことを総称して... 2016.09.08 書評海外
日本史 近代部落史-明治から現代まで 「部落差別」は書籍でも伝えられているのだが、メディアではそれほど多く報じられない。その理由として「差別」に関してメディアは敏感であり、それでいて拒否反応を示すことにより、タブー視されているからである。しかし部落差別を含め部落そのものの歴史は... 2016.09.07 日本史書評
書評 医者のたまご、世界を転がる。 本書のタイトルが魅力的である。「たまご」はまだ一人前ではないという意味合いを持つのだが、その「たまご」が世界に向けて活躍するということを、たまごが転がる性質をなぞらえて、タイトルを付けたのかもしれない。 本書はその医師の「たまご」が世界中を... 2016.09.06 書評海外
日本 割引切符でめぐるローカル線の旅 私自身、「旅」に対しては強いあこがれを持っている。しかしながら本当の意味で旅をしたのは今から5年前の1回だけで確か萩・神戸・名古屋と1週間で3カ所を回る旅だった。それでも楽しかったが、もう少し旅を楽しみたいという気持ちは残っているが、仕事の... 2016.09.05 日本書評
日本 銀座にはなぜ超高層ビルがないのか―まちがつくった地域のルール 本書のタイトルを見て、ふと「そうだ」と思ってしまった。銀座には数え切れないくらいいったことはあるのだが、高層ビルはあれど、30階以上にもなるような超高層ビルに出くわした記憶がなかった。六本木や新宿、丸の内や八重洲ならいくつか超高層ビルを見か... 2016.09.04 日本書評
日本史 死刑執行人の日本史―歴史社会学からの接近 日本の刑法上、死刑は存在しており、年に何回かは死刑執行が行われる。ちなみに死刑執行の最終承認者は法務大臣であり、そのサインでもって死刑が執行されるという。そのサインをしたことにより、ニュースになることがあり、そのたびに死刑廃止論者が批判をす... 2016.07.24 日本史書評
日本史 子どもと貧困の戦後史 「貧困」は長きにわたる歴史の中で自然に存在したことである。それは身分もあれば、災害や戦争といった大きなことから、ひょんなことで貧困に陥ってしまうような事例も存在する。その中でも本書は「子ども」にフォーカスを当てて、戦後間もない時から子どもは... 2016.07.18 日本史書評
日本 食と農でつなぐ――福島から 福島といったら5年前に起こった原発事故を機に、帰宅困難区域が続いているところがある。そのことから住まいだった福島から離れざるを得ないようなときもあった。しかし福島に戻った後でも絶望や迷走に覆われる日々が続いた。しかしその希望となる「食」や「... 2016.07.12 日本書評