民俗・風評

書評

福沢諭吉 背広のすすめ

日本で始めて「スーツ」という概念が生まれたのは幕末のころ、長きにわたる「鎖国」が黒船の来襲により終焉を告げたことからである。 日本では「スーツ」のことを「背広」という言葉に置き換えることができる。おそらく「背広」を着たサラリーマンが「父親の...
書評

グレート・スモーカー―歴史を変えた愛煙家たち

最近「禁煙」の風潮が高まっている。とりわけ神奈川県では受動喫煙防止条例が4月に施行され、それに倣い飲食店では全面禁煙を打ち出す店舗も出てきている。タバコは医学的に有害であると実証されているのは周知の通りであるが、禁煙の風潮を見ると、禁煙とい...
書評

男はなぜ化粧をしたがるのか

一見すると奇妙なタイトルであるが、男性でも化粧をする機会は職業により存在する。今では歌舞伎にしても、俳優にしても化粧をする機会がある。そうでなくても男性を対象とした化粧品も販売されている。昔の公家といった階級でも白粉やお歯黒といったものをつ...
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書評

性とスーツ―現代衣服が形づくられるまで

もうすでに社会人にとって「あたりまえ」となっているスーツであるが、私自身スーツを着ることに関していくつか疑問がある。 ・スーツはいつ頃に生まれたのか。 ・スーツが仕事着として浸透したのはどのような経緯があったのか。 ・本来スーツは何のために...
書評

日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心

新年あけましておめでとうござます。 本年もよろしくお願いいたします。 2010年最初の書評は、正月や節分など様々な行事がなぜ行われているのか、日本独特のしきたりとはいったい何なのかについてです。 正月、節分、ひな祭り、端午の節句、お盆、お彼...
書評

百人一首の歴史学

皆さんは「百人一首」というのをやったことがあるか。 私は小学校の時に友人がもってきて、それでやったのだが、とる札が木でできており、しかも達筆なので下の句がなかなか読めず、お手つきを数え切れないほどやったことについて本書を読んで思い出した。良...
書評

ジプシー 歴史・社会・文化

皆様は「ジプシー」という民族はどのようなものを想像するか。ある辞書で調べてみると、 ジプシー(英: gypsy、西: gitano、仏: gitan)は、一般にはヨーロッパで生活している移動型民族を指す。転じて、様々な地域や団体を渡り歩く者...
書評

「萌え」の起源

今ではそれほど聞かないものの、日本のアニメは国内外問わず人気は根強く、独創的な画力と面白さに定評がある。その影響もあってか実写版では日本・ハリウッド問わずにリメイクされているなどアニメにおける可能性も広がり始めたと言えるが、あまりにリアル過...
書評

砂糖の事典

砂糖は調味料から、スイーツの材料など様々な場所で使われている。砂糖の起源は今から約4000年前に遡る。「中国4000年の歴史」を肖り、「砂糖4000年の歴史」と言うと信憑性はある(人にもよるが)。 本書はこの4000年の歴史を持つ砂糖がどの...
書評

すき焼き通

「すき焼き」と言うと「ごちそう」の逸品として挙げられており、家族や仲間たちと一緒に語らいながら舌鼓をする料理である。このすき焼きの歴史は文明開化からで「牛鍋」ができたころから遡る。本書はめくるめくすき焼きの歴史と牛肉の違いによるすき焼きの楽...
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