書評

日本人

国定忠治を男にした女侠 菊池徳の一生

国定忠治といえばもうすでに講談や劇で非常に有名な人物として挙げられるようになったが、実際の国定忠治は博徒(賭博を行うものとされているが、無法者、アウトローを呼ぶ場合にも使われる)であり、対立する博徒を次々と殺害、挙句の果てには関所を破った。...
国内

公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日

今やもう当たり前のものとなったコンビニエンスストア(以下、コンビニ)。1974年に東京の江東区にセブンイレブンの1号店が誕生した。それ以前には1971年にココストアとセイコーマートの1号店ができた。コンビニは1971年に誕生したが実質知られ...
書評

プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる

「プロフェッショナル」という言葉は日々進化しているという。著者の田坂広志氏は「個人シンクタンク」の時代が始まるのではないかという見解だ。ではプロフェッショナルはなぜ進化するのか、そもそも「個人シンクタンク」というのは一体何なのかという所を本...
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国内政治

気高く、強く、美しくあれ―日本の復活は憲法改正からはじまる

日本国憲法は1948年5月3日に施行されて間もなく61年になる。これまでの間、憲法改正論議については第九条(戦争放棄)が主であるが、タレントの永六輔のように「九条以外は改正してもいい」という論者もいることも忘れてはならない。 本書は改憲論者...
書評

風呂と日本人

おそらく「風呂」という沐浴文化がある国は非常に少なく、日本はその一つにあるが、宗教性よりも、日課・レジャーの要素が多岐にわたる「風呂」文化があるのは日本ぐらいであろう。今となっては観光として温泉を愉しんだり、家庭でも戦闘、もしくは楽しみや癒...
日本人

評伝 川島芳子―男装のエトランゼ

日中戦争時代、この二国間の狭間で生き抜いた二人の女性がいた。一人が山口淑子、「李香蘭」と呼ばれた女性である。もう一人は本書で取り上げる川島芳子(本名:愛新覚羅 顕シ ※シは王ヘンに子)、「男装の麗人」として名をはせた女性である。 本書はこの...
投資術

お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方

著者の午堂様より献本御礼 社会人になって10万以上の給料をもらえば必ず何かに使いたくなる。しかし「戦後最大の好景気(実感無き好景気)」以降、やたらに貯金をする若者が増えているという。1カ月で平均で3〜5万、中には10万円貯金している人がいる...
書評

源氏物語、〈あこがれ〉の輝き

著者のノーマ・フィールド氏(以下:ノーマ氏)は大学時代にいやというほどその名を聞いた。ちなみに私ので他大学は小樽商科大学で、今はブームは去ったが「蟹工船」で有名な小林多喜二の母校である。ノーマ氏はシカゴ大学教授であり、日本研究者である。その...
書評

平成落語論─12人の笑える男

今月8日に林家いっ平が「二代目林家三平」を襲名した。1980年に初代三平が急逝して、約28年もの間空位となったこの「三平」の名前が復活する。ちなみに初代三平はご存じのとおり「どうもすいません」「体だけは大事にしてくださいよ」という名セリフが...
書評

ジャパンクールと江戸文化

ジャパンクールについては取り上げたばかりで(「ジャパンクールと情報革命」)、しかも江戸文化と共通するところがあるという考察がされている内容も含まれていたのだが、偶然というのは恐ろしいものでそれを銘打った本がほかにあった。本書は今大流行してい...
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