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日本

奇跡を起こした村のはなし

昨今の地域格差により、街の至る所で「シャッター街」というのができている。「シャッター街」というのはかつて商店街で賑わいを見せていたのだが、急速な過疎化、地域住民の老齢化に伴い閉店が続出したことによってできてきた。私の地元の旭川市でもちらほら出あるがシャッターが下ろされているところが出始めた。また大学時代住んでいた小樽でもある商店街では文字通り「シャッター街」となってしまった所もある。この光景を見る […]

人は何を旅してきたか

「旅」というと自分自身憧れを感じることがある。 行ってみたいところがあるとすると、 ・野山獄跡、松下村塾(山口県萩市) ・殉国七士廟(愛知県) ・知覧特攻平和会館(鹿児島県) 他にもいろいろあるが、時期が来れば旅をしようと考えている(その前にブログをどうしようかというのも考えていないが)。 さて本書は専修大学人文科学研究所創立40周年を記念して5日10講演の中から選りすぐりの講演を取り上げているモ […]

ご当地バカ百景 ウワサの物産展

ご当地では他の地域には考えられない「常識」というものがあり、よそから来た人からしたら「バカ」呼ばわりされるようなものまで存在する。47都道府県でしかわからないようなモノ・コト・考えに至るまで網羅されている一冊である。 私の出身地は北海道旭川市。これに関する「バカな情報」を見てみると、 ・「「旭川あたりではカラスがシバレて(寒さで)落ちてくる事がある」て噂を聞いたことすらある」(p.10より) あく […]

品川に100人のおばちゃん見ーっけ!―みんなで子育てまちづくり

東京都品川区にあるふれあいの家「おばちゃんち」ついて迫っている。この頃少子化や孤立化によって地域コミュニティが珍しくなっている。本書ではこの品川区において子供や趣味によってそれらのつながりを持つ人たちにスポットを当てている。 第1章「人が人を結び、人が町模様を編む」 人と人とが結ぶことのできるところが品川にはある。それが「おばちゃんち」である。母親同士が互いに子育て等についての情報交換を行ったり、 […]

図説吉原入門

当ブログは「蔵前トラックⅡ」であるが、落語の演目から取っているため、今回の書評は落語の演目にある吉原について紹介する。 落語の世界でも「吉原」は多く扱われており、「明烏」「お見立て」「紺屋高尾」がその最たる例である。その吉原は現在の台東区千束3丁目・4丁目のことを表しているが、ちなみにここは日本日のソープランド街として有名であり、今でも「吉原」の名残が残っている。ちなみに吉原のほかに品川もかつては […]

沖縄イメージを旅する

沖縄は「楽園」であると同時に米軍基地問題での中心地となっている。さらに沖縄戦の大きな傷跡もある。それにもかかわらず悲しさも見せずにおおらかである民族性はどこからきているのか、そしていかにして「楽園」となり得たのかを突き止めたのは本書である。 本書は戦前の沖縄観光から民俗学者の柳田國男の南島研究、沖縄海洋博、沖縄サミット、そして「ちゅらさん」人気と「移住」ブームの構成で沖縄について書かれている。 前 […]

築地で食べる 場内・場外・”裏”築地

築地の食について完全に網羅されている本。まぁ著者が築地王であるため当然といえば当然と言うしかないか。事実築地も観光客が多いためその人たち向けの飲食屋は多いが外れが多いというのがオチだという。著者は初めて来た人でも騙されないようにあたりの店を紹介している。 しかもその店がいかにうまいのかだけではなくその店でのマナーまで詳細に書かれているのでこれを完ぺきにこなせば築地を大いに楽しめるだけではなくちょっ […]