国内 ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争 人には「表」の側面もあれば「裏」の側面もある。 本書の著者の母親、小川真由美(現:小川眞由美)もその例外に漏れなかった。むしろ「裏」そのものの顔は、娘である著者でしか知らなかったと言えるのかも知れない。 本書は私たちの誰も知らなかった小川真... 2014.10.07 国内書評
哲学 退屈 息もつかせぬその歴史 人は誰しも「退屈」になることがある。もちろん私でも年に何度かは「退屈だ」と言える様な勘定に陥ることがある。しかしその「退屈」と言う感情をネガティブに思ってしまうのは子どもの状態(肉体的と言うよりも精神的に)であり、大人になってくると暇つぶし... 2014.09.02 哲学書評
宗教 さみしさサヨナラ会議 「さみしさ」と言う言葉は結構よく聞くのだが、心理的にどのようなものなのか、言葉で説明するのは難しい。唯一説明できるところとして辞書にある意味でしかなく、 「1.あるはずのもの、あってほしいものが欠けていて、満たされない気持ちだ。物足りない。... 2014.04.13 宗教書評
書評 男らしさという病?―ポップ・カルチャーの新・男性学 先日「男性学の新展開」と言う本を取り上げたが、本書はその中でもマンガ・アニメをはじめとした「ポップ・カルチャー」を中心に取り上げている。 そもそも「男らしさ」について考察を行い続けてきた「男性学」なのだが、その「男らしさ」と言うところを「男... 2014.04.08 書評民俗・風評
宗教 ミッション・スクール 学校には色々なものがあるのだが、中でも「ミッション・スクール」というのは高尚さ、荘厳さのある響きがある。私立の学校であったり、女子校であったり、というようなイメージも少なくない。取り分け「女子校」のイメージは小説「マリア様がみてる」によって... 2014.02.04 宗教書評
国際政治 見えないアメリカ アメリカはでは先々月末から先月半ばにかけて、政治的な対立が深刻化し、あわやデフォルトになるような状態にまでなってしまった。もしデフォルトとなってしまうと、世界経済にも「リーマン・ショック」をはるかに越える影響を及ぼすことは間違いなく、極論と... 2013.11.04 国際政治書評
宗教 仏教の身体感覚 「仏教」と言うと、「般若心経」をはじめとした、読経を連想してしまうのだが、仏教僧の修行のように、様々な「苦行」を通して悟りを開くと言ったものもある。しかし「悟り」を開くために身体感覚は庶民にとっても「坐禅」など一部の行動でしか理解できない。... 2013.09.03 宗教書評
宗教 韓国とキリスト教 韓国をはじめとした朝鮮半島では、古来中国大陸から伝えられた儒教や仏教と言った宗教が浸透してきていたのだが、戦後南北朝鮮がそれぞれ、北朝鮮・韓国に独立してから韓国では「キリスト教」の信仰者が急増し、2005年には4人に1人が信仰している。有名... 2013.08.25 宗教書評
宗教 宗教聖典を乱読する 今日では「キリスト教」「神道」「仏教」「イスラーム教」「ユダヤ教」「ヒンドゥー教」などの主要な宗教が存在しており、入信人口は少ないものの、ニッチな宗教も存在する。さらに宗教の中には「宗派」も存在しており、宗教と一括りにしても仕切れないほど幅... 2013.07.18 宗教書評
宗教 ダブル・ヴィジョン~宗教における言語と意味 「ダブル・ヴィジョン」は直訳すると「二重の視点」と表す。すなわち「二つの」側面や学問などからある事象についてとらえることを中心としているが、一方の視点についてキリスト教をはじめとした「宗教」を観点にし、もう一つの視点とを合わせて世の中の事象... 2012.10.19 宗教書評