文庫

ミステリー

美人薄命

3日前、衝撃のニュースが入った。人気アイドルグループ「私立恵比寿中学(通称:エビ中)」のメンバーだった松野莉奈氏がわずか18歳で逝去した。7年前にエビ中に加入し、2012年にデビューし、これから活躍する矢先の訃報である。テレビ自体は見ないの...
エッセイ

六月の夜と昼のあわいに

本書が出版されたのは10年近く前の話だが、作家の名前だけでいえばホットな人物と言える。というのは先日「蜜蜂と遠雷」で第157回直木三十五賞を受賞したからである。この受賞までに何度もノミネートされるも選ばれないことがあり、ようやくの受賞となっ...
書評

舟を編む

本書は今から5年前の本屋大賞を受賞した作品であるが、その理由がわかった気がする。本書はとある風変わりな出版社の会社員が突然辞書編集部の編纂メンバーとなることから物語が始まる。編纂メンバーになってからというもの、言葉それぞれの意味を探し出し、...
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書評

福も来た―パンとスープとネコ日和

本書は「パントスープとネコ日和」シリーズの第2弾にあたる一冊で。様々な食が出てくる一冊であり、なおかつ、料理とともに物語もつくられる。 もちろん本書の舞台は主人公が自ら開店させたレストランを舞台にして来客するお客とともに、どのようなエピソー...
書評

誰かが足りない

本書の表紙を見るとテーブルと椅子が4つある。これは何を意味しているのかとふと疑問に思ったのだが、本書の目次を開くとおのずと「レストラン」であることがわかる。そう、本書は予約を取ることですら難しい小さなレストランを舞台にした「6つ」の物語であ...
書評

残り全部バケーション

何ともハッピーなタイトルの一冊であるのだが、本書の主人公は「裏家業」をやる2人組である。「裏家業」というと全くと言ってもいいほど穏やかなものではないのだが、その2人組は何ともデコボコぶりがあり小気味良い展開であるのが良かった。 全体で五章に...
日本人

漱石、ジャムを舐める

夏目漱石といえば文学者で古き良き日本の芸を好み、食の嗜好もまた日本的なものが好きなイメージかと思ったら、食は意外にも牛鍋やケーキなどが好みだったのだという。本書のタイトルにあるジャムもおやつに舐めることが好きで医者にとめられるようなことがあ...
ミステリー

ルピナス探偵団の憂愁

本書は「ルピナス探偵団」の続編の一つであり、その中でも本書はその探偵団の中でもメンバーの一人がこの世を去るといったシーンが中心となっている。しかしそのこの世を去った中である事件が起こったのだが、その事件には4人の絆を映し出すような謎があり、...
書評

働かないの―れんげ荘物語

タイトルを見るからにニートの小説なのかというと、実際にメディアで取り上げられるようなニートではなく、40代後半の女性であるという。そう考えると専業主婦かとイメージしてしまうがそうではなく、本当の意味で「働かない」ためニートである。そのような...
書評

イギリス人の格―「今日できること」からはじめる生き方

今でこそホットといえるようなイギリス。その理由は先月に行われた国民投票でイギリスはEU離脱を決めたことにある。投票を見ると若者はどちらかというと残留傾向にある一方で、高齢者になると離脱傾向にあったという。そういった投票を見ると、昨年あった「...
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