新書

書評

「サザエさん」的コミュニティの法則

昔から愛されているアニメ「サザエさん」。そのアニメの中には理想の家族像やコミュニティにかかわるメッセージがあるように見えると著者は言う。 日本古来の家族像、日本の共同体とは一体何なのか。日本の民俗性をサザエさんの作品から見て何が欠けているの...
エッセイ

ネコを撮る

猫という生き物は実に不思議な生き物である。私が前に住んでいた小樽ではたくさん猫を見ることができたが、こういうエピソードがあった。昨年末には学校へ行く途中の空き地に猫のたまり場ができた。しかし今年の初めに見に行ったら猫は1匹もいなかった。 さ...
哲学

「占い」は信じるな!

本書は様々な占いについて根底から批判している。とはいえ著者も「五術占い全書」など多数の戦術化を育てるなど占いに携わっていると言っていい。その立場から言っているのであろう。 私自身も占いというのは信じないが、楽しみ程度に「今日の占い」というの...
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医学

人はなぜ危険に近づくのか

人はなぜ危険に近づくのかという好奇心を心理的に分析しているのが本書である。特に注目すべきなのは後半、男性は危険を愛好する人が多く、女性は危険に関して回避している人が多かったというところ。私自身も危険な場をTVを介してみたときに、危ないから近...
日本史

女たちの会津戦争

会津戦争といえば会津藩の「白虎隊」の物語が非常に有名である。年端もいかない少年たち(それでも15歳を過ぎたので立派な成人とされていた)が戊辰戦争に巻き込まれその会津の地で新政府軍との壮絶な死闘の末、全員が自決を遂げた……と言いたいところだが...
書評

世界が認めた和食の知恵

日本の食文化には古来玄米を主食にし、野菜やその漬物などを副食に添えていた時期があった。とりわけ米を主食にした日本の食文化では、現在でいうメタボリックシンドロームである人が非常に少なかったという。 こうした日本古来における雑穀や玄米を中心にし...
世界史

中東 迷走の百年史

中東諸国はオイルマネーにより資産が潤沢になる一方でイラク戦争等によりいまだに混乱状態に陥っていることも事実である。本書ではそのイラク戦争からアフガニスタン、そして今も緊張状態が続いているイスラエル・パレスチナ問題などなど百年の歴史をもとにし...
地学・天文学

森林からのニッポン再生

日本では森林に関する問題は昨今の地球温暖化に比べるとさほど話題になってはいないようだが、それでも森林の保護というのは地球環境保全のための一つであるとされている。私も信じたいところだが本書を読んでこの考えが覆された。 まず日本の森林はいつごろ...
書評

売れないのは誰のせい?―最新マーケティング入門

本書は現在の購買志向と現状にについて書かれている。日本の購買志向というのはここ10年で驚くべき変化を見せたと言っても過言ではない。大安売りして、売り子が高らかに叫んでも売れないところもあるし、非常に高価な店であっても飛ぶように売れるところが...
スポーツ

女はなぜ土俵にあがれないのか

横綱朝青龍の天敵(?)である横綱審議委員会委員の内館氏が上梓した作品である。女性が土俵に上がれないということについて歴史事実をもとに非常によく考察されている作品である。ちなみに本書が上梓されたのは一昨年の11月、実はこの翌年の9月の名古屋場...
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