書評 バケモノと蔑まれても…死なないで 本書の著者は生後三ヶ月の頃、ろうそくによる火災のために、顔半分が焼けただれる大やけどを負ってしまった。そのやけどは現在も残っており、髪も生えてこなくなってしまい、本書のタイトルにもある「バケモノ」のような顔になってしまったという。しかもその... 2016.05.12 書評青春
書評 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 タイトルを見るに身も蓋もない言葉であるが、実際にそういった考え、あるいはそれを口に出す人は少なくない。先日も仕事ややりがいに関するコラムがあるなど、話題を呼んだ。 かつては「24時間働けますか」という名のもとにモーレツに働き、やりがいを得る... 2016.04.29 書評経営・マーケティング
国内 働き盛りがなぜ死を選ぶのか―<デフレ自殺>への処方箋 世代別の死亡要因として挙げられる資料に、毎年20~40代の人の死因の第1位は自殺となっている。もっと言うと、自殺は高齢者にも波及しており、毎年3万人もの自殺者が出ている要因になっている。 本書は高齢者の自殺ではなく、最初に取り上げた働き盛り... 2016.04.13 国内書評
国内 雇用大崩壊 もはや終身雇用は完全に崩壊したと言っても過言ではない。そのことから本書のタイトルにある「雇用大崩壊」が起こっているともいえるのだが、それだけではない。非正規雇用が増えてきており、サラリーマンになれず、不安定な人生を歩んでいく人々が増えてきて... 2016.04.02 国内書評
技術 ドローンの世紀 – 空撮・宅配から武装無人機まで ドローンと言えば、2015年4月9日に起こった首相官邸にドローンが落下したという事件(官邸ドローン事件)があった。そのことがきっかけでドローンを知るようになり、どのように役立つのかと言うような興味を持ち始めるようになった。 しかし「ドローン... 2016.03.31 技術書評
国内 日本の中国人社会―司法通訳だけが知っている 日本には中国社会はいくつか存在する。有名どころでいえば横浜中華街は、戦後間もない時から中国社会が栄え、日本を代表する中華街に昇華していった。もう一つ、新しいチャイナタウンと言えば、池袋駅北口付近がある「池袋チャイナタウン」がある。それに限ら... 2016.02.28 国内書評
哲学 眠らない―不眠の文化 人間において「睡眠」は最も大事な要素の一つである。その睡眠をしないという、いわゆる「不眠」をするというようなこともある。ちなみに「不眠」は「不眠症」を始めとした「睡眠障害」に挙げられるような人体的なもの、さらには「24時間営業」というような... 2016.02.13 哲学書評
国内 「誰でもよかった」無差別殺傷になぜ走る―希薄な人間関係にもがく「青少年」たち 「誰でもよかった」 この理由で無差別殺人事件に走る人もいる。この理由から起こった有名な事件として2008年に起こった「秋葉原無差別殺人事件」、2000年に起こった「西鉄高速バスジャック事件」などがある。こういった無差別殺人がなぜ起こるのか、... 2016.01.27 国内書評
書評 瞽女うた 瞽女(ごぜ)とは、 「盲目の門付(かどづけ)女芸人。鼓・琵琶などを用いて語り物を語ったが,江戸時代以降,三味線の弾き語りをするようになった」(「大辞林 第三版」より) とある。最近では全くと言ってもいいほど存在しなくなったのだが、かつては新... 2016.01.09 書評音楽
国内 いつでもクビ切り社会―「エイジフリー」の罠 会社に勤務されている方が見たらゾッとしてしまうようなタイトルであるが、現実的には起こり得るものである。日本では労働基準法により、解雇に関してはまとまった理由や期間を設けないといけないような話なのだが、海外だと、翌日には席が無くなってしまい、... 2016.01.04 国内書評