書評無実の君が裁かれる理由 「冤罪」と言うと様々であるのだが、数年、ケースによっては数十年経つ事例もあり、冤罪が認められることなく、失意のまま逝去したケースも少なくない。 冤罪はなぜ生まれるのか、その原理には証拠や記憶、自白などハッキリとしていないものでも証拠として... 2020.02.02書評ミステリー
書評いびつな絆 関東連合の真実 日本には「アウトロー」と呼ばれるような集団はある。方や暴力団、方やマフィア、そして本書にて語られる暴走族である。本書はかつて存在した日本最大の暴走族集団として名を馳せ、衰えた時もOBらが様々な関わりを持つことができたという。その関東連合はな... 2018.01.12書評国内
書評人が人を裁くということ 人が人を裁くというと裁判であるのだが、今となっては規模は違えど裁判所によって行われる。しかし歴史の中には私設裁判のように勝手に裁判となり、被告が刑罰を受けると言ったことがある。もっとも「裁く」歴史は文明の歴史と同じようなものがある。 話は... 2017.11.27書評法律
書評親権と子ども 「親権」と言っても今し方であれば関係ないのだが、離婚の時にそういった争いが起こることがある。その争いはエスカレートすると裁判に発展するというようなこともあり、なおかつ法改正も度々あった。その親権争いと子どもの境遇はいったい何か、そのことを取... 2017.07.25書評法律
書評古都税の証言―京都の寺院拝観をめぐる問題 京都は昔ながらの景観が売りなのだが、その売りが景観問題を引き寄せている要因となっている。その要因が「古都税」になって出てきており、それが京都全体で「税問題」として取り上げられている。その取り上げられている古都税は一体どのようにして出来上がり... 2017.05.11書評法律
書評密着 最高裁のしごと――野暮で真摯な事件簿 民事・刑事ともに法律的に最終的な判断を下す場として「最高裁判所」がある。その裁判所の裁判官は長官も含め全部で15人いる。その15人は衆議院総選挙の際に国民審査が行われ、過半数の不信任で罷免されるような仕組みになっているのだが、現時点で罷免者... 2017.04.12書評法律
書評絶望の裁判所 本書のタイトルを見るとふとゲームやアニメになった「ダンガンロンパ」を思い出してしまう。この作品自体は裁判ではないのだが「学級裁判」と標榜して指名された者を死に追いやることから「絶望」がサブタイトルにつく。 それに似たものではないのだが、本... 2016.11.12書評法律
書評無戸籍の日本人 株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 日本の隣国である中国では「一人っ子政策」により、無戸籍になった人たちが多く、社会問題として扱われることがあるという。しかし日本でも同じようにとある法律・事情から「無戸籍」として生きる方々がいると... 2016.01.19書評国内
書評防衛医大の場合は―ドキュメント医療裁判 「医療裁判」は今日でもどこかで起こっている。大概は病院と元患者、あるいは患者の遺族と争うことが多い。しかし今回の場合は病院と言っても「防衛医大」を相手取った裁判である。 本書で取り上げる医療裁判は、80年代~90年代にかけて著者自身が医療... 2014.11.11書評国内
書評修羅場の経営責任―今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実 「経営危機」というのはいつ、どこで起こるか分からない。それはたとえ大手企業だとしても、大手銀行だとしても、である。かつて銀行は潰れない企業の代名詞と言われていたのだが、今から17年前の1997年にその前提が音を立てて崩れ去った。何が起きたの... 2014.03.10書評国内