日本人 夏がくれば思い出す―評伝 中田喜直 春が過ぎ、もうすぐ梅雨の時期が始まる。その梅雨の時期が過ぎれば厳しい夏である。 夏というと子供たちは少し長い夏休みである。 本書のタイトルに覚えがあるだろうか。誰もが一度は口ずさんだ歌詞。 そう、「夏の思い出」である。 この作曲者はというと... 2009.05.12 日本人書評
日本人 日本最初のプラモデル 未知の開発に挑んだ男たち 日本人であればプラモデルというと心をときめかせる人が多いだろう。私もその一人である。この「プラモデル」というのは略語であり、正式には「プラスチックモデルキット」である。正式の名前を言ってもピンとこないので「プラモデル」や「プラモ」と言った略... 2009.02.10 日本人書評
日本人 悲しき横綱の生涯―大碇紋太郎伝 横綱朝青龍が5場所ぶり23回目の幕内優勝を飾った今年の初場所。先頃までの横綱の品格や八百長問題が飛び交ったのを一気に吹き飛ばした感じであった。あれだけ批判していた漫画家のやくみつる氏も今回ばかりはさすがに称賛した(ただし、立ち振る舞いは非難... 2009.01.29 日本人書評
日本人 ひとすじの蛍火 吉田松陰 人とことば 「尊敬する人物」と聞かれると、幕末の志士を答える人も少なくない。当然本書で紹介する吉田松陰も例外なく多い。吉田松陰を尊敬する人は多く、代表的な人では小泉純一郎や安部晋三などの歴代首相経験者も上げている。私も吉田松陰は尊敬する人物のひとりとし... 2009.01.09 日本人書評
日本人 大川周明の大アジア主義 大川周明という人をご存じだろうか。大川周明は戦前、及び大東亜戦争中に活躍した思想家であり、民間人として唯一A級戦犯として起訴された人である。本書が大川周明の生涯とその思想について書かれている。大川周明というと「日本二千六百年史」や「「米英東... 2008.12.13 日本人書評
日本人 日本を教育した人々 表題からして何か釈然としない感じがする。今の日本を育て上げた外国人は誰なのかを言っているのだろうか。あるいはGHQのように日本を占領下に至らしめて再教育した人たちを挙げているのかという疑問がある。と言うことは寺子屋などの日本独自の教育はこれ... 2008.10.28 日本人書評
日本人 足利義満 消された日本国王 足利義満と言えば室町時代初代将軍足利尊氏と後醍醐天皇によって分断された南北朝の統一や、室町幕府の権力強化、さらには金閣寺建立まで尽力をしたという室町時代の中でもっとも有名な将軍の1人にあげられる。 ちなみに表題の「日本国王」だが、これは明国... 2008.07.31 日本人書評
日本人 勘定奉行 荻原重秀の生涯 学校の歴史の教科書では「新井白石」という人物は少なからず聞いたことはあるだろう。多岐にわたる学者として数多くの政策を提案をしてきた重要人物である。しかしその人物はある男を追い落として活躍したのはあまり知られていない。 その追い落とされた男が... 2008.06.30 日本人書評