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パリ

パリのお馬鹿な大喰らい

フランス・パリはおしゃれ、かつ美味のレストランが軒を連ねているのだが、しかしその中は玉石混交とまでは行かないものの、様々な店がある。その店やお客さんを「斬る」存在として著者がいる。その著者は料理評論家であり、かつては「サガット」の審査員を務めた人物である。その人物は今のフランスのレストラン、そしてその店に訪れるお客さんはどのように映っているのか、そのことを取り上げている。 フランス料理と言うと高級 […]

パリ症候群 愛と殺人のレシピ

日本とフランス、その2つの国の間で紡がれる物語がある。本書の人物たちは日本人であるのだが、その中でパリに滞在する従妹がいるのだが、無くなり遺品整理のためにパリに渡った主人公が基軸となっている。 日本とフランス、両国の中でどのような物語が紡がれていったのか、そして従妹の死因とはいったい何なのか、そのことをひたすら追っていった作品である。 描写の中で事細かにパリの事情や生活、文化、社会に至るまで著者自 […]

味なしクッキー

私自身「味なしクッキー」を食したことは無いのだが、想像するに後味がパサパサしながら、それでいて粉っぽさが口に残ってしまうのかも知れない。 そういった後味の悪さというか、悪い印象が本書には本のタイトルの通りに表されているのかも知れない。しかも本書は短編集で収録されている全ての作品にて、その悪い結末となっている(もちろんストーリーのパターンが同じというわけではなく)。その「悪い結末」は、著者ならではの […]

世界カワイイ革命

世界には様々な「革命」が起こった。もちろんそれが世界に波及することがあり、大きな変化をもたらすような出来事があった。それは政治的なものから、文化などの「革命」といったものがある。日本でもここ最近起こった。それが本書の「カワイイ革命」である。日本の「カワイイ」文化が世界に発展し、元々「カワイイ(可愛い)」は英語に訳すと「Pretty」と呼ばれるのだが、いつしか世界共通語としての「Kawaii」と表現 […]

オートクチュール~パリ・モードの歴史

「オートクチュール」 ファッションの中でもこの言葉ほど高貴であり、かつ個性的なものはない。簡単に言えば服の「オーダーメイド」と似通うところはあるのだが、オーダーメイドと違う点は「富裕層の顧客」を対象にしていること、生地などの材料が「最高峰」であり、それを最高峰のデザイナー(クチュリエ)によって作られたものである、という意味合いでは違いがある。 もともと「クチュール」はフランス語で「注文服」の意味合 […]