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ラテンアメリカ文学

アルテミオ・クルスの死

本書は今から8年前に逝去したメキシコの作家カルロス・フェンテスの代表作の一つであり、ラテンアメリカ文学のブームの火付け役となった一冊である。 上梓されたのは1962年であり、それが日本語訳されたのはその23年後にあたる1985年。それから何度も翻訳され、本書の様に昨年に再翻訳された。 本書はメキシコ革命の経験を経て、経済界を生き抜いた男アルテミオ・クルスの生涯を描いた一冊である。そもそも本書が描か […]