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人類学

ライフ・オブ・ラインズ―線の生態人類学

人間に限らずとも、生物などの森羅万象はありとあらゆる形で進化をしている。その「進化」の過程は一つの「線」の如くつながっているのだという。本書はその線はどうなっているのかという、いわゆる「ライン学」と呼ばれる観点から森羅万象の進化について取り上げている。断っておくが、決してSNSツールの「LINE」ではなく、進化の過程における「線」を表している。 第1部「結び目をつくること」 「ライン」とひとえに言 […]

いま「食べること」を問う―本能と文化の視点から

「食育」という言葉が出たのは1896年頃に、医師であった石塚左玄が「化学的食養長寿論」にて初めて取り上げられたことから始まる。しかし当時はそれほど認知されていなかったが、時は経ちバブル景気の時代に入った頃から言われ始めた。「飽食」と呼ばれるほど食べ物が豊かになってから頻繁に使われ始めたのだが、その時代だからでこそ「食べる」ことについて問う必要があるのかもしれない。 本書は食品メーカーであるサントリ […]

観光人類学の挑戦―「新しい地球」の生き方

学問で「観光学」や「人類学」というのはあるものだが、本書のタイトルにある「観光人類学」というのは初めて聞く。本書はこの「観光人類学」とは一体何なのかというのを述べつつ、「観光」における地球人としての生き方を考察していっている。 第1章「「新しい地球」の生き方を探る」 「グローバリゼーション」という言葉を旅行的観点から見ている。この「ブローバリゼーション」というのは90年代初頭から言われ始めた言葉で […]